高川山は、山梨県都留市と大月市の境に位置する標高975.7メートルの山で、山梨百名山の一つに選ばれています。笹子川と桂川に挟まれた場所にあり、周囲の山々から少し独立したような美しい山の形をしているのが特徴です。駅から登山できるアクセスの良さと、山頂からの素晴らしい景色で多くの登山者に親しまれています。
高川山はJR中央本線の初狩駅から登山口まで行くことができ、山頂まではおよそ2時間ほどで登ることができます。標高は約975メートルですが、登山道は変化に富んでおり、森の中の道や尾根道、岩場などがあり、登山の楽しさを味わうことができます。
登山ルートは、初狩駅のほか、富士急行線の禾生駅や田野倉駅方面から登るコースもあります。また、大月駅付近から尾根伝いに歩いて山頂へ向かうコースもあり、自分の体力や時間に合わせてルートを選ぶことができます。
高川山の最大の魅力は、山頂からの展望です。山頂は開けており、ほぼ360度の大パノラマを楽しむことができます。特に南側には富士山が正面に大きく見え、非常に美しい景色を見ることができます。
そのほかにも、三ツ峠山、御正体山、道志山系の山々、大菩薩連峰、天気の良い日には南アルプスの一部まで見ることができます。周囲の多くの山々を見渡すことができるため、山の景色を楽しみたい人にとても人気のある山です。
高川山の特徴の一つとして、山の下をリニアモーターカーの実験線が通っていることが挙げられます。運が良ければ山頂からリニアモーターカーが走る様子を見ることができ、登山と最先端技術を同時に感じることができる珍しい場所です。
山のふもとには山梨県立リニア見学センターもあり、登山とあわせて見学する人も多くいます。
高川山では四季折々の自然を楽しむことができます。春にはカタクリや福寿草の群生地があり、多くの登山者が花を目当てに訪れます。夏は新緑、秋は紅葉、冬は空気が澄んで遠くまで景色が見えるなど、季節ごとに違った魅力があります。
自然が豊かで野鳥や動物も多く、静かな山歩きを楽しむことができます。
高川山には、かつて「ビッキー」という犬が山頂に住んでおり、登山者の間でとても有名でした。2001年頃から山頂付近に住みつき、登山者の道案内をするような様子が見られたことから、多くの人に親しまれていました。テレビ番組でも紹介されるほど有名な存在でした。
ビッキーは2010年に亡くなりましたが、現在も山頂にはビッキーの写真が入った祠があり、多くの登山者が手を合わせていきます。高川山を象徴する存在として、今でも多くの人の記憶に残っています。
高川山は駅から直接登山できること、登山時間が比較的短いこと、山頂の景色が素晴らしいことなどから、初心者から経験者まで多くの登山者に人気があります。登山道は一部急な場所もありますが、しっかり準備をして登れば安全に登ることができます。
山頂からは富士山をはじめ多くの山々を見渡すことができ、達成感と素晴らしい景色を同時に味わうことができます。大月市や都留市を訪れた際には、自然と景色を楽しめる高川山の登山にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。