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甲州市

(こうしゅうし)

甲州市は、山梨県北東部に位置する市で、国中地方に含まれます。2005年(平成17年)11月1日に東山梨郡勝沼町、大和村、塩山市が合併して誕生しました。豊かな歴史と自然、美しい景観を誇る観光地です。

名所・旧跡

甲州市には、歴史を感じさせる名所や旧跡が数多く存在します。主な名所をご紹介します。

主な城郭・屋敷・館
主な寺院
主な神社
主な史跡

自然

甲州市は自然豊かで、美しい景観が楽しめる場所がたくさんあります。

主要な自然スポット

温泉

甲州市では、温泉地も観光の目玉です。自然に囲まれた温泉で癒しのひとときを楽しめます。

温泉地一覧

観光スポット

甲州市には、ぶどう畑やワイナリーを中心とした観光スポットが豊富にあります。

主なスポット

地理

位置

甲州市は、甲府盆地東部および東南部の山岳地帯から流れる複数の河川によって形成された勝沼扇状地などの複合扇状地から成り立っています。市の中部は笛吹川とその支流(日川、重川など)の流域で、国道411号の柳沢峠を越えると北側は多摩川の源流域となります。市域は南北に長く、国道411号が縦断しています。市の中心市街地は西部に位置し、市役所やJR中央本線塩山駅といった主要施設が集中しています。

気候

甲州市の気候は、中央高地式気候と太平洋側気候が混在しています。夏は特に暑く、2013年(平成25年)8月10日には40.5℃を記録しました。また、2021年(令和3年)8月4日には甲府市の37.5℃を上回る39.7℃を観測するなど、猛暑日が多い地域です。甲府盆地東部付近では、ヒートアイランド現象により高温の空気が溜まりやすくなるため、高い気温が記録されやすくなっています。ただし、朝晩は気温が下がり、熱帯夜となる日は少ないのが特徴です。

歴史

平成時代の沿革

甲州市は2005年(平成17年)11月1日、塩山市と東山梨郡の勝沼町、大和村が合併して誕生しました。市名は公募によって決定され、「甲州市」「武田市」「東山梨市」「フルーツ市」などの候補から「甲州市」が選ばれました。これは、市域が甲州葡萄や甲州ワイン、甲州百目柿など、甲州を冠する特産物に恵まれていることが理由の一つです。

経済

農業

甲州市は果樹栽培や観光農園を中心とした農業が盛んです。旧勝沼町は日本で最初にワイン醸造が始まった地とされ、甲州葡萄や勝沼ワインの産地として知られています。また、モモやサクランボなども栽培されています。一方、旧塩山市ではモモ、スモモ、サクランボに加え、干し柿が主要な農産物として生産されています。

文化・名物

祭事・催事

甲州市では「甲州市かつぬまぶどうまつり」が開催されます。この祭りは勝沼中央公園グラウンドで行われ、ワイナリー試飲・販売エリアやイベント村のおみこしなど、多彩な催しが特徴です。

名産・特産

甲州市を代表する特産品には甲州葡萄があります。また、勝沼ワインをはじめとする醸造業も盛んで、高品質なワインが国内外で評価されています。

交通

鉄道

甲州市の中心駅はJR中央本線の塩山駅です。この路線では、甲斐大和駅、勝沼ぶどう郷駅、塩山駅が市内の主要駅として利用されています。

バス

市内では甲州市市民バスのほか、山梨市営バス、富士急バス、山梨交通の路線バスが運行されています。また、高速バスの中央高速バスも利用可能です。

道路

甲州市には中央自動車道が通り、勝沼ICや釈迦堂PA/BSが設置されています。主要な国道としては国道20号、国道140号、国道411号が市内を通り、道の駅甲斐大和が国道20号沿いに位置します。

県道

主要地方道として山梨県道34号白井甲州線や山梨県道38号塩山勝沼線などがあります。さらに、一般県道も多く、市内各地を結んでいます。

観光スポット

甲州市は果樹園やワイナリー、自然景観を楽しめる観光地としても人気があります。観光客は、季節ごとの果物狩りやワインの試飲を楽しむほか、扇状地や河川の景観を満喫できます。また、歴史的な名所や伝統行事も見どころの一つです。

Information

名称
甲州市
(こうしゅうし)

勝沼・石和温泉

山梨県