中央葡萄酒は、山梨県甲州市勝沼町等々力に本社を構える、日本を代表するワインメーカーです。1923年の創業以来、特に甲州種ブドウの品質向上と垣根式栽培を通じて、日本ワインの可能性を広げてきました。
中央葡萄酒は、1923年(大正12年)に三澤長太郎が創業しました。1953年(昭和28年)には三代目三澤一雄により「中央葡萄酒株式会社」として法人化され、ワインブランド「GRACE」の製造と販売が開始されました。現在は四代目三澤茂計が事業を継承し、世界市場へ向けた輸出にも力を注いでいます。
1923年、勝沼町で創業された中央葡萄酒は、初代三澤長太郎による「長太郎印葡萄酒」の販売からスタートしました。その後、1953年に法人化され、独自ブランド「GRACE」の展開を始めました。
中央葡萄酒は、特に現地産の甲州種を用いたワイン造りに注力しています。2000年代に入り、垣根式栽培を導入し、2002年には山梨県北杜市明野町にある12ヘクタールの三澤農場を開設しました。
2000年以降、中央葡萄酒の「グレイス甲州」は、『フィナンシャル・タイムズ』や『ワールド・アトラス・オブ・ワイン』などの海外メディアで取り上げられるようになり、欧州や英国への輸出も本格化しました。
本社所在地:山梨県甲州市勝沼町等々力173番地
営業時間:午前9時~午後4時30分
山梨県北杜市明野町にある三澤農場は、甲州種ブドウの垣根式栽培が行われている主力の自社農場です。自然豊かな環境で高品質なブドウが育てられています。
中央葡萄酒は、2018年から2023年までの「日本ワイナリーアワード」で5つ星を獲得し続けており、日本ワイン界での確固たる地位を築いています。
2008年の第6回日本ワインコンクールでは「グレイス 2007」が金賞を受賞するなど、多数の受賞歴があります。
国際的な評価を得ている「キュヴェ三澤 明野甲州」は、2014年に金賞とリージョナルトロフィーを受賞。2016年には「グレイス エクストラ ブリュット2011」などもプラチナ賞を獲得しました。
JR東日本中央線「勝沼ぶどう郷駅」からタクシーで約10分、「塩山駅」からはタクシーで約15分です。
中央自動車道を走る山梨交通「竜王・甲府⇒新宿線」を利用し、「釈迦堂パーキングエリア停留所」で下車。徒歩約30分の距離にあります。
中央自動車道「勝沼インターチェンジ」から車で約10分です。ワイナリーには専用駐車場も完備されています。
中央葡萄酒は、甲州種ワインの先駆者として、日本国内外で高く評価されています。その歴史と品質へのこだわりは、日本ワインの未来を切り拓いています。ワイナリーを訪れることで、中央葡萄酒の魅力をさらに深く知ることができるでしょう。