山梨県 > 勝沼・石和温泉 > 甲州街道 花咲本陣 星野家住宅
「甲州街道花咲本陣」星野家住宅は、山梨県大月市にある国指定重要文化財で、旧甲州街道の宿場町として栄えた下花咲宿の本陣跡です。本陣とは江戸時代に大名や幕府の役人など身分の高い人が宿泊や休憩をするために用意された公認の旅館のことで、当時の宿場町において非常に重要な施設でした。星野家は本陣を務めるとともに、名主や問屋なども務めた地域の名家として知られています。
星野家住宅は江戸時代末期の1849年から1851年頃に建てられた建物で、宿場町の中心的な存在でした。明治13年には天皇が巡幸された際に休息されたという歴史もあり、格式の高い建物であったことがうかがえます。現在残っている主家のほか、籾蔵、味噌蔵、文庫蔵の三棟、そして家相図が国の重要文化財に指定されています。
主家は切妻造りの二階建てで、正面はせがい造りになっており、二階には縁と高欄が設けられています。また、身分の高い人を迎えるための上段の間、式台、湯殿、雪隠(トイレ)が二箇所設けられているなど、本陣建築の特徴をよく残しています。
二階部分は三層に分かれており、養蚕に利用されていたことから、当時の農家としての生活の様子も知ることができます。建物は大規模で保存状態も良く、江戸時代の宿場町の暮らしや建築様式を今に伝える貴重な文化財となっています。
星野家住宅は、旧甲州街道の歴史や宿場町文化を感じることができる貴重な観光スポットです。敷地内には厩や板塀も残されており、当時の本陣の様子を今でも感じることができます。歴史や街道文化に興味のある方には特におすすめの見どころです。
大月市を訪れた際には、甲州街道の歴史を今に伝える星野家住宅を訪れ、江戸時代の宿場町の面影を感じてみてはいかがでしょうか。