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甲府

甲府の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

甲府 観光ガイド

甲府の観光・旅行 Info

山梨県の県庁所在地である甲府市は、武田信玄の城下町として栄えた歴史と、温泉・ワイン・自然など多彩な魅力にあふれた都市です。以下では、甲府観光で訪れたい代表的なスポットをご紹介します。

歴史と文化を感じる名所

甲府城跡(舞鶴城公園)

甲府駅から徒歩5分の場所にある甲府城跡は、武田氏滅亡後に築かれた平山城です。現在は「舞鶴城公園」として整備されており、石垣や復元された櫓、展望台からは市街地と南アルプスを一望できます。桜の名所としても知られています。

武田神社

戦国の名将・武田信玄を祀る神社で、かつての武田氏館跡に建てられています。境内は荘厳で、勝運祈願のパワースポットとしても人気。春の桜や秋の紅葉も美しく、年間を通じて多くの参拝者が訪れます。

山梨県立博物館

山梨の自然や歴史、文化を総合的に学べる博物館。富士山と人々の関わりやワインの歴史など、山梨らしいテーマの展示が魅力です。子ども向けの体験展示もあります。

自然と眺望を楽しむスポット

愛宕山こどもの国・科学館

標高約400mの丘の上にある公園で、甲府盆地と富士山を望む絶景が広がります。園内には大型遊具や芝生広場、山梨県立科学館が併設され、家族連れにもおすすめです。

昇仙峡(しょうせんきょう)

甲府市北部にある日本屈指の渓谷美を誇る名勝。奇岩や滝が連なる景観が魅力で、特に紅葉シーズンは絶大な人気を誇ります。ハイキングコースやロープウェイでの空中散歩も楽しめます。

癒しとグルメを楽しむスポット

甲府温泉郷(湯村温泉)

甲府市街地の北西にある歴史ある温泉地で、かつては太宰治など文人にも愛された名湯。静かな雰囲気の中、露天風呂や旅館でゆったりと癒されます。

甲府ワインの丘(山梨ワイン王国)

甲府周辺は日本有数のワイン産地。ワインの丘では、地元産ワインの試飲や購入が楽しめ、ブドウ畑を見下ろす絶景レストランも併設。ワイン好きには外せないスポットです。

甲府鳥もつ煮の名店

B級グルメとして有名な「甲府鳥もつ煮」は、鶏の内臓を甘辛く煮詰めた逸品。甲府市内の多くの食堂・蕎麦店で提供されており、地元の味として人気です。

ショッピングとお土産スポット

岡島百貨店・甲府駅前エリア

地元密着の百貨店や商業施設では、信玄餅や甲州ワイン、宝石・印伝などのお土産が充実。甲府駅ビル「セレオ甲府」でも、便利に買い物が楽しめます。

山梨ジュエリーミュージアム

山梨県は宝石加工の一大産地。ジュエリーミュージアムでは、加工技術の実演や宝石展示を無料で見学でき、職人の技に触れられます。

甲府のグルメガイド

甲府市は、自然の恵みと伝統文化に育まれた食の宝庫です。ここでは、甲府とその周辺で味わえる名物料理や、人気のレストラン、お土産にぴったりの品々を紹介します。

甲府の代表的なローカルフード

ほうとう

山梨県の郷土料理として有名な「ほうとう」は、幅広の麺を野菜やかぼちゃと共に味噌仕立てで煮込んだ料理です。地元の食材を使い、身体が芯から温まる逸品として多くの食事処で提供されています。

おすすめの店:

小作 甲府駅前店ほうとう蔵 歩成(ふなり)など、地元民にも観光客にも人気の店舗が点在しています。

鳥もつ煮

甲府発祥のB級グルメで、鶏のレバーやハツ、砂肝などを砂糖と醤油で甘辛く煮詰めた料理です。甲府の蕎麦屋や居酒屋で気軽に楽しめます。

おすすめの店:

奥藤本店 甲府駅前店は、そばと鳥もつ煮の名店として有名です。

甲州ワインビーフ

ワイン醸造後のぶどう粕を飼料に与えたブランド牛。肉質が柔らかく、香りが豊かなのが特徴です。ステーキやハンバーグで提供するレストランもあります。

おすすめの店:

レストラン ビストロ・ミル・プランタンなどでは、地元食材を生かした本格フレンチが味わえます。

甲州地鶏

山梨が誇るブランド鶏で、弾力ある肉質と旨みが魅力です。焼き鳥や親子丼で提供されることが多く、居酒屋でも人気です。

地元産のフルーツとスイーツ

ぶどう・もも

甲府は日本有数の果物の産地。特に7月〜9月にかけての桃やぶどう狩りが人気です。シャインマスカットや甲州種など高級品種も豊富です。

信玄餅

山梨を代表する銘菓。きな粉と黒蜜をかけて食べる和菓子で、桔梗信玄餅が最も有名です。近年は「信玄餅アイス」や「信玄餅プリン」などの派生商品も人気です。

おすすめのお土産店:

桔梗屋 東治郎 甲府本店では、お土産のほか詰め放題イベントも開催されています。

甲府のおすすめレストラン・カフェ

葡萄酒屋(ぶどうしゅや)コリエドール

地元のワインと甲州牛、地野菜を使ったフレンチベースの創作料理が楽しめるお洒落なレストラン。ワインセラーも完備。

甲府駅前ワインバル Kiiiya(キーヤ)

駅近でアクセス良好。山梨県産ワインと旬の食材を使った料理が楽しめるカジュアルなバルです。

モンマーロ(Mont Marlo)

城東地区の隠れ家的人気カフェ。地元食材のスイーツやランチプレートが人気。甲府観光の休憩にも最適です。

おすすめのお土産

ワインとぶどう製品

甲府は「ワイン県」としても知られ、地元ワイナリーで醸造された甲州ワインは高品質。ワインゼリーや干しぶどうなどの加工品もお土産に人気です。

甲州印伝

鹿革に漆で模様を施した伝統工芸品。財布や名刺入れ、がま口など、日常使いにもぴったりの品がそろいます。

宝石・ジュエリー

山梨県は宝石研磨の国内シェアトップクラス。ジュエリーミュージアムや直売店では、品質の高いアクセサリーがお手頃価格で購入できます。

甲府の季節の祭り・イベント

甲府市は山梨県の県庁所在地であり、戦国武将・武田信玄公ゆかりの地として知られています。そのため、歴史をテーマにした祭りや、季節ごとの自然を楽しむイベントが多く開催されています。ここでは、甲府の代表的な祭りやイベント、そして特徴的な文化行事を紹介します。

春の祭り・イベント

信玄公祭り(しんげんこうまつり)

開催時期:毎年4月上旬(桜の開花時期に合わせて開催)

特徴:戦国時代の名将「武田信玄公」の偉業をたたえる、山梨最大級の歴史絵巻イベント。甲府駅周辺を舞台に、全国から集まった「武者行列」が登場します。信玄公役には有名俳優が起用されることもあり、多くの観光客でにぎわいます。

主な見どころ:

甲府えびす講祭り

開催時期:4月中旬

商売繁盛を願う祭りで、甲府の商業文化を象徴する伝統行事。地元の商店街では露店が並び、イベントが催されます。

夏の祭り・イベント

甲府夏祭り

開催時期:7月下旬〜8月上旬

盆踊りや打ち上げ花火、子どもたちの神輿など、地域に根付いた夏の恒例行事。市街地中心部の広場や公園でにぎやかに開催され、地元住民と観光客が一体となって楽しめます。

山梨ヌーボーまつり(甲府会場)

開催時期:11月初旬(新酒解禁時)

秋の終わりに行われる、山梨県産ワインの新酒「山梨ヌーボー」を楽しむイベント。甲府駅前広場などでワインの試飲や販売、地元料理のブースが設けられます。

秋の祭り・イベント

昇仙峡 もみじ祭り

開催時期:10月下旬〜11月中旬

甲府市北部にある景勝地「昇仙峡」で開催される紅葉祭り。紅葉が渓谷を彩る中、地元グルメや民芸品の出店、ステージイベントなどが楽しめます。

舞鶴城公園 秋のライトアップ

紅葉や石垣がライトアップされ、幻想的な雰囲気の中で夜の甲府城跡を散策できます。歴史と自然が融合した秋ならではの風景が魅力です。

冬の祭り・イベント

小瀬スポーツ公園 イルミネーション

開催時期:12月中旬〜1月上旬

甲府市郊外の小瀬スポーツ公園では、光のトンネルやオブジェで彩られる冬のイベントが開催されます。ファミリーやカップルに人気です。

通年開催・その他のイベント

甲府駅北口よっちゃばれ広場のイベント

甲府駅北口にある「よっちゃばれ広場」では、地元農産物の直売市、クラフトマーケット、音楽ライブなどが随時開催されています。

宝石フェア

甲府は日本有数の宝石研磨の産地であり、ジュエリーフェアや展示会が定期的に開催されます。高品質な宝石やアクセサリーをお得に手に入れるチャンスです。

甲府の祭り・イベントの特徴

甲府の祭りやイベントは、武田信玄公にまつわる歴史的文化果物やワインなどの地域資源四季折々の自然美といった地元の魅力を全面に押し出している点が特徴です。地元住民の参加も盛んで、観光客と地元の交流の場にもなっています。

甲府の気温・天候

甲府市は山梨県の内陸部に位置しており、盆地特有の気候が見られます。年間を通して日照時間が長く、寒暖差が大きいことが特徴です。以下に、四季それぞれの気候と旅行時の注意点をまとめました。

春(3月〜5月)

気候の特徴

春の甲府は晴天が多く、日中は暖かくなる日が多いです。ただし、朝晩は冷え込む日もあるため、重ね着がおすすめです。

平均気温の目安
旅行のポイント

桜や桃の花が見ごろを迎え、花見や自然散策に最適なシーズンです。「信玄公祭り」などのイベントも春に開催され、観光にもおすすめです。

梅雨(6月〜7月上旬)

気候の特徴

甲府にも梅雨がありますが、降水量は比較的少なく、晴れ間もあるのが特徴です。湿度は高めですが、他の地域よりはやや過ごしやすいです。

平均気温の目安
旅行のポイント

雨具は必携ですが、屋内観光や温泉、博物館めぐりなどを楽しむのに向いています。晴れた日は新緑も美しく、静かな観光が可能です。

夏(7月中旬〜9月)

気候の特徴

全国有数の猛暑地として知られ、日中は35℃を超える日も珍しくありません。湿度も高く、強い日差しが照りつけるため、熱中症対策が必須です。

平均気温の目安
旅行のポイント

避暑を求めるなら昇仙峡や御岳昇仙峡といった山間部がおすすめです。日傘や帽子、水分補給などを心がけましょう。台風の影響を受ける場合もあるため、気象情報の確認も重要です。

秋(10月〜11月)

気候の特徴

気温が下がり、空気が乾燥して爽やかな季節となります。昼と夜の寒暖差が大きくなり、朝晩は冷え込む日もあります。

平均気温の目安
旅行のポイント

紅葉が美しい季節で、昇仙峡や武田神社周辺の紅葉散策が人気です。長袖の上着を持参すると安心です。

冬(12月〜2月)

気候の特徴

内陸部のため、冬は冷え込みが厳しくなります。特に朝晩は氷点下になることもあり、乾燥した晴天の日が多いです。

平均気温の目安
旅行のポイント

空気が澄んでおり、富士山や甲府盆地の夜景が美しく見える季節です。防寒対策をしっかりと行いましょう。積雪は少ないですが、早朝や夜間は路面凍結に注意が必要です。

台風や雨に関する特徴

甲府は内陸部にあるため、台風による直接の影響は比較的少なめですが、接近時には強風や局地的豪雨になることもあります。特に夏から秋にかけては、台風や夕立に注意が必要です。旅行前には天気予報や交通情報を確認するようにしましょう。

甲府へのアクセス

山梨県の県庁所在地である甲府市は、首都圏からのアクセスが良好で、鉄道や自動車を使って日帰りや週末旅行にも適しています。以下では、東京や関西方面からの主なアクセス方法を紹介します。

鉄道でのアクセス

東京方面から

JR中央本線(特急あずさ・かいじ)

新宿駅からJR中央本線の特急「あずさ」または「かいじ」に乗車すると、約1時間30分〜2時間程度で甲府駅に到着します。特急は全車指定席で、車内も快適です。

普通列車利用

新宿駅からJR中央線で高尾駅まで行き、そこから甲府方面行きの普通列車に乗り換える方法もありますが、所要時間は約2時間30分〜3時間とやや長めです。

名古屋・関西方面から

JR東海道本線・中央本線

名古屋方面からは、名古屋駅から塩尻駅までJR中央本線で移動し、塩尻から甲府行きに乗り換えるルートがあります。所要時間は約3時間30分〜4時間ほどです。

車でのアクセス

中央自動車道を利用

東京方面からは中央自動車道を利用して約2時間で到着します。新宿から高井戸ICより中央道に入り、甲府昭和ICまたは甲府南ICで降りると、甲府市街地にアクセスできます。

関西・中部方面から

名古屋方面からは、中央自動車道を経由して約3時間30分です。名神高速道路→中央道ルートを使用します。

注意点

週末や行楽シーズンには渋滞が発生する可能性があるため、出発前に交通情報を確認しましょう。また、冬季は積雪や凍結に注意が必要です。

バスでのアクセス

高速バス(中央高速バス)

新宿駅西口バスターミナル(バスタ新宿)からは、中央高速バス・甲府線が運行されており、約2時間で甲府駅前に到着します。運賃は電車よりも安く、予約もインターネットで可能です。

名古屋・大阪からの高速バス

名古屋や大阪からも夜行バスや昼行バスが運行されています。所要時間は4時間〜7時間程度です。

空路からのアクセス

最寄りの空港

甲府市には空港がないため、羽田空港成田空港を利用し、そこから鉄道やバスでアクセスする必要があります。

羽田空港から

京急線で品川経由、新宿まで移動し、そこからJR中央本線で甲府へ。所要時間は約3時間です。

甲府の移動手段

甲府市とその周辺地域には、公共交通機関やレンタカーなど、観光に便利な移動手段が複数あります。滞在スタイルや訪れるスポットに応じて、最適な方法を選びましょう。

路線バス

山梨交通バス

山梨交通が甲府駅を中心に路線バスを運行しており、市内や周辺エリア(昇仙峡、武田神社、甲府市遊亀公園など)への移動に便利です。甲府駅南口または北口から乗車できます。

観光客向けの路線

昇仙峡方面への直行便など、観光客向けのルートも用意されています。紅葉や新緑の季節には混雑するため、時刻表を確認の上、早めの行動がおすすめです。

タクシー・配車アプリ

市内のタクシー

甲府駅やホテル前、観光地周辺にはタクシー乗り場があります。短距離移動や駅からのアクセスに便利です。地方都市のため台数は限られていることもあります。

配車アプリの利用

一部地域ではS.RIDEやJapanTaxiなどのアプリを利用した配車も可能です。ただし、都市部ほど普及していないため、事前の確認がおすすめです。

レンタカー

甲府駅周辺のレンタカー

トヨタレンタカー、日産レンタカー、ニッポンレンタカーなどが甲府駅周辺に営業所を構えており、周辺観光地(昇仙峡、勝沼、石和温泉、清里など)への移動に最適です。

道路状況について

中央自動車道や甲州街道(国道20号)を利用しやすく、観光スポット間のアクセスがスムーズです。ただし、紅葉や連休時は渋滞や駐車場混雑に注意が必要です。

自転車・レンタサイクル

甲府市レンタサイクル

甲府市では、「こうふレンタサイクル」というサービスを提供しており、電動アシスト付き自転車で市内を快適に移動できます。甲府駅前の観光案内所などで貸出が行われています。

利用シーン

武田神社や甲府城跡など、市内の観光スポットを巡るには最適です。アップダウンのある地形もあるため、電動アシスト付きの利用が安心です。

徒歩

市内中心部の観光

甲府駅周辺には、甲府城跡、舞鶴城公園、山梨県立美術館、ワイナリー直売店などが徒歩圏に集まっており、散策しながらの観光が可能です。

歩きやすい街並み

甲府市中心部は比較的平坦で歩きやすく、歴史ある通りやモニュメントが点在しているため、まち歩きにもおすすめです。

甲府の観光コース

山梨県の県庁所在地である甲府市は、歴史・自然・温泉・ワインなど多彩な魅力を持つ地域です。ここでは、1日〜2日で巡ることのできるモデルコースをご紹介します。

モデルコース①:甲府市内歴史探訪コース(半日〜1日)

1. 甲府駅出発

甲府駅は市内観光の拠点。周辺には徒歩で巡れるスポットが集中しています。

2. 舞鶴城公園(甲府城跡)

甲府駅から徒歩すぐ。江戸時代の甲府城の跡地で、石垣や復元された門などが見どころ。展望台からは甲府盆地と南アルプスを一望できます。

3. 甲府市歴史公園・甲府市藤村記念館

舞鶴城公園近くにある歴史公園と、明治期の木造洋風建築を残す記念館で、明治〜昭和初期の甲府の姿を体感できます。

4. 武田神社

甲府駅からバスで約10分。武田信玄公を祀る神社で、甲斐国の歴史を感じることができます。春の桜や秋の紅葉も見どころ。

5. 甲州夢小路で休憩&買い物

武田神社から甲府駅方面に戻る途中に立ち寄れる観光施設。レトロな街並み、ワイナリー、雑貨屋、カフェが並び、お土産探しや軽食にぴったりです。

モデルコース②:自然と温泉満喫コース(1泊2日)

1日目:甲府市街と周辺観光

午前:甲府市内の歴史散策(前述のコース)
午後:昇仙峡(しょうせんきょう)観光

甲府駅からバスで約40分。日本五大名峡に数えられる渓谷で、仙娥滝、奇岩、清流などが見どころ。紅葉シーズンは特に人気です。

夕方:石和温泉へ移動・宿泊

昇仙峡からバス・タクシーなどで石和温泉甲府盆地の中心に位置する山梨最大の温泉地で、宿泊施設が充実しています。

2日目:ワインとフルーツ体験

午前:勝沼ワイナリー巡り

石和温泉から車やタクシーで約20分。勝沼町は日本ワインの聖地で、ワイナリー見学や試飲、ワイン資料館もあります。季節によってはぶどう狩りも体験可能

午後:フルーツ公園または笛吹川フルーツ公園

フルーツ王国山梨を体感できる観光農園。ぶどう、もも、さくらんぼなど、季節の果物狩りが楽しめます

夕方:甲府または石和温泉から帰路へ

甲府駅または石和温泉駅から特急で新宿方面へ戻れます。

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