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中央市

(ちゅうおうし)

中央市は、山梨県の甲府盆地南部に位置し、国中地方に属する市です。その名前は「山梨県の中央」「甲府盆地の中央」「日本の中央」を意味しています。この地域は、古くからの歴史的名所や自然美が豊富で、観光スポットや文化財も多く点在しています。

名所・旧跡

主な城郭

中央市には特に歴史的な城郭跡はありませんが、周囲には甲斐国の戦国時代の遺構が点在しています。

主な寺院

主な神社

主な遺跡

主な史跡

観光スポット

農産物直売所「た・から」

田富地区にある農産物の直売所で、地域の特産物を販売しています。

シルクの里公園

豊富地区大鳥居にある公園で、入園は無料です。豊かな自然と美しい風景が楽しめます。

中央市豊富郷土資料館

シルクの里公園の向かいに位置する資料館で、大人260円、子供110円で入館できます。地域の歴史と文化に触れられます。

シルクふれんどりぃ

宿泊、入浴、食事ができる複合施設で、シルクの里公園の向かい側にあります。中央市コミュニティバスの発着地でもあります。

山の神千本桜

大鳥居にある桜の名所で、春には見事な桜が楽しめます。

たいら山

市の最高峰(標高934m)で、2つの遊歩道コースから富士山、北岳、間ノ岳を望むことができます。

名産・特産品

祭事・催事

田富地区稲穂まつり

毎年11月3日に開催される地域のお祭りです。各地区の子供クラブによる御輿の練り歩きや、地元企業の物品販売が行われ、多彩なイベントが楽しめます。2015年に中央市ふるさとまつりへ統合されました。

玉穂地区れんげまつり

毎年4月29日に玉穂ふるさとふれあい広場で行われていた祭りです。休耕田にれんげ草が広がる美しい風景が特徴でしたが、2015年に中央市ふるさとまつりへ統合されました。

中央市ふるさとまつり

2016年から新たに開催された中央市の大規模なお祭りで、地域の文化を一堂に会するイベントです。会場は玉穂ふるさとふれあい広場です。

豊富地区与一公まつり

毎年8月14日に開催されていた祭りで、甲斐源氏の一族にゆかりのある浅利与一義成を偲ぶ夏祭りです。2015年に中央市ふるさとまつりへ統合されました。

地理と位置

中央市は山梨県中部にある甲府盆地の中央南部に位置し、東は鎌田川を挟んで甲府市に接し、北は中巨摩郡昭和町、西は釜無川を挟んで南アルプス市、南は西八代郡市川三郷町に隣接しています。

地形と河川

中央市内にはいくつかの主要な川が流れています。代表的なものには笛吹川、釜無川、浅利川、山王川、神明川、七覚川があります。これらの川は市の地理的な特徴に影響を与え、豊かな自然環境を形成しています。

主な川

歴史

沿革

2006年に玉穂町、田富町、豊富村が合併して中央市が誕生しました。「中央市」という名前は、甲府盆地および山梨県、日本の中央に位置することに由来しています。

住みよさランキング

中央市は「住みよさランキング」において近年、山梨県内で1位を保持しています。2017年には、全国で32位にランクインし、県内で最も住みやすい街として注目されています。また、2014年には甲信越・北陸・中部ブロックで20位にも選ばれました。

経済

中央市の経済は第一次産業から第三次産業まで多岐にわたり、農業や工業、商業の発展がみられます。

農業

中央市の農業は、トウモロコシや米、トマトなどが主要な作物です。豊かな土壌と適した気候により、質の高い農産物が生産されています。

工業

中央市には一町畑工業団地や国母工業団地、山梨県食品工業団地などの工業団地があり、地元経済を支えています。

商業施設

イオンタウン山梨中央やオギノリバーシティSCなどの大型商業施設があり、地元住民や観光客に便利なショッピング環境を提供しています。

交通

中央市には公共交通機関や道路網が整備されており、アクセスの良さが魅力です。

鉄道

中心となる駅は東花輪駅で、JR東海の身延線が通っています。特急列車も停車し、市外へのアクセスが良好です。

バス

山梨交通の路線バスや中央市コミュニティバス(とまチュウバス)など、公共バスの運行も行われており、住民の利便性が高まっています。

道路

市内には新山梨環状道路が通っており、各地への移動がスムーズに行えます。また、リニア中央新幹線が市の北部を通過する予定で、将来的なアクセス向上が期待されています。

まとめ

中央市は、自然環境と住環境が調和した魅力的な街で、経済や教育、公共施設も充実しています。今後もさらなる発展が期待される地域です。

Information

名称
中央市
(ちゅうおうし)

甲府

山梨県