山梨県は富士山を中心として様々な観光スポットがあります。富士山周辺エリアでは河口湖をはじめとした富士五湖で余暇を過ごすことができ、富士急ハイランドやゴルフ場などのレジャースポットも点在。
また、甲府には武田信玄ゆかりの武田神社や甲斐善光寺などの寺社仏閣、北部には八ヶ岳や昇仙峡といった風光明媚な名所もあります。また、石和温泉や湯村温泉など、市街地至近の温泉街が整備されており、都心から日帰りで楽しめる観光エリアです。
山梨県観光を楽しむために
日本一の高さを誇る富士山を、静岡県と二分する山梨県。山梨県観光では富士山にちなんだ観光は外せません。
富士スバルラインから眺める青木ヶ原樹海、子供も大人も楽しめる富士急ハイランド、富士山の噴火によってできた富士五湖観光などを楽しむことができ、特に河口湖面に映る「逆さ富士」の風景は圧巻で、観る者の心を洗ってくれます。
地球のダイナミズムを感じられる鳴沢氷穴や富岳風穴といった探検スポットや、透明度の高い富士湧水を観られる忍野八海、春の富士芝桜まつりなど魅力は尽きません。
また、山に囲まれた山梨県には渓谷が数多くあり、巨岩怪石で有名な昇仙峡やエメラルドグリーンの水が美しい尾白川渓谷、国内屈指の渓谷美を誇る西沢渓谷などハイカーに人気のスポットが豊富です。
甲府市には武田信玄ゆかりの武田神社や甲斐善光寺、長禅寺などの寺社仏閣から、甲府駅前の武田信玄公銅像や甲府城、山門を再現した甲府市歴史公園など、街歩きを飽きさせないスポットが満載。
その他、石和温泉や湯村温泉など市街地至近の温泉街も整備されているので、車がなくても気軽に湯巡りができるエリアとなっています。
山梨県の歴史
かつて山梨県は「甲斐国」と呼ばれ、その成立は古く7世紀頃まで遡ります。鎌倉幕府が成立すると源氏が甲斐国に入国し、後の武田氏などの祖となります。
甲斐国の歴史上、特に国造りに力を入れたのが、かの有名な武田信玄(晴信)で、甲府の城下町整備や近世まで稼働した黒川金山をはじめ、湯之奥金山などの金山開発や信玄堤などの治水事業などに取り組み、甲府の基礎を築きました。
明治時代に入ると製紙・ぶどう酒醸造業などが育成され、東京へとつながる中央線の開通もあり工業・農業などの産業や文化が進展。戦後は中央自動道開通による都市部からのアクセス利便性が高まったことから、気軽に足を運べる観光地としても注目を浴びています。
山梨県のご当地グルメ・食文化・特産品
野菜などを味噌で煮立てた汁に、太めの平打ち麺を入れて食べるほうとうがご当地グルメの代表格です。甲府駅前を中心に、県内にはほうとうの名店が立ち並んでいるので手軽に食べることができます。
他にも、鳥の砂肝やハツ・レバーなどを煮込んだ鳥もつ煮が有名で、全国B級ご当地グルメの中でも定番の一品となっています。南部の富士山周辺では、とろろ芋ときゅうりを丼にのせていただくかっぱ飯や、富士吉田の名物吉田うどんがあります。
また、山梨県は全国屈指の果物生産量を誇っており、桃やぶどう、さくらんぼなどのフルーツ狩りを楽しむことができる他、ワイン用ぶどうの産地甲州市では上質な国産ワインを醸造しているワイナリーを巡ることができます。
最近では桃カレーやぶどうカレーといったフルーツ入りの変わり種カレーも売り出し中ですので、興味がある方は是非挑戦してみてください。
甲州牛・フジザクラポーク・甲州地どりなどのブランド肉料理は市内の飲食店で食べる事ができます。お土産には、定番の信玄餅以外にも新注目の品が豊富にあるので土産店で流行りのお土産品を聞いてみましょう。
日本屈指の渓谷 昇仙峡は、切り立った断崖の間に奇岩・珍石・名石が並ぶ、日本屈指の渓谷です。特に新緑や木々の色彩が深まる紅葉の時期は、その美しさが見事です。 国の特別名勝 国内有数の景勝地である御嶽昇仙峡は、国の特別名勝に指定されています。また、「日本五大名峡」の一つに数えられ、「日本一の渓谷美」ともいわれています。そのため、全国観光地百選・渓谷の部第1位に選ばれました。 全長約5キロメートルの渓谷 長潭橋(ながとろばし)から仙娥滝までの全長約5キロメートルに亘る渓谷は、川が花崗岩を深く侵食したことにより形成されました。渓谷内には、柱状節理の花崗岩および輝石安山岩の奇岩が至る所に見られ...»
富士急ハイランドは、数々のギネス記録を誇る絶叫アトラクションや趣向を凝らしたお化け屋敷を擁する世界的に有名な遊園地です。 絶叫アトラクションの聖地 富士急ハイランドには、FUJIYAMA・ド・ドドンパ・ええじゃないか・高飛車の4大コースターをはじめ、スリリングで愉快なアトラクションが60種類以上揃っています。絶叫好きにはたまらない遊園地です。 家族向けのアトラクションも充実 アニメやゲームのキャラクターにちなんだアトラクションや、ファミリー向けの小さな子供連れで遊べる「トーマスランド」や「リサとガスパールタウン」、絶叫系ではないアトラクションも充実しています。また、入園無料で気軽に好き...»
河口湖の北岸に位置していて、四季折々の花と富士山を眺望できる公園。 南岸にある八木崎公園と並んでラベンダーの公園として有名で、6月下旬からラベンダーが咲き始め、7月の中旬までラベンダーの向こうに湖と富士山がある風景が見られる。 花街道全長350メートルに渡る花街道に90種類以上の花々が四季を通じて見られる。4月下旬〜5月上旬には色鮮やかな芝桜のピンクの絨毯、秋にはコキアの紅葉、ベゴニアで作られたナイアガラなど色鮮やか。冬は寒さのため花は咲かないけれど、晴天時はクッキリ綺麗な富士山が見られる。 ラベンダー畑湖畔に広がるラベンダー畑と河口湖、そして雄大な富士の姿「富士山とラベンダーと湖」とい...»
河口湖は、山梨県南部にある富士五湖の一つで、富士山五湖の中で最も長い湖岸線を有しています。 富士山を望む景色が絶景で、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光地です。 湖面に写る逆さ富士で有名な湖。周辺には富士急ハイランドをはじめ、美術館や博物館、温泉施設など多くの観光名所が点在している。 富士山の北麓に点在する富士五湖の1つで、最も北に位置し、富士五湖では2番目の大きさの湖。湖の中央に鵜の島(鸕鷀島)と呼ばれる小さな島がある。 富士箱根伊豆国立公園に指定されている。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されている。 東岸に富士河口湖温泉郷の温泉街が...»
アニメ「アルプスの少女ハイジ」をイメージした花と星のテーマパーク。 ハイジの住むスイスの街並みが再現され、チューリップやバラ、ラベンダーなど季節の花々が咲き誇ります。 アルプスの少女ハイジ 1974年にアルプスの大自然の中での暮らしを通し、少女ハイジの成長とそれをとりまく人々や動物とのふれあいを描いたテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」は、今や世界各国にファンを持つ日本を代表するアニメの一つです。 「アルムの山小屋」では干し草のベッドや、台所などハイジの世界観を楽しむことができ、ハイジの大好きなふかふかの白パンを購入することも可能です。 山梨県立フラワーセンター ハイジの村 山梨県...»
河口湖のほとりに、中世ヨーロッパの貴族の館と街並みをイメージした建築に、世界的に貴重なオルゴールなどを展示した美術館。...»
日の出の1時間前から営業しており、朝焼けの中での入浴もできる山間の温泉入浴施設。 2つの露天風呂があり「あっちの湯」「こっちの湯」というユニークなネーミング。右手に「こっちの湯」、左手奥に「あっちの湯」があり、入りたいほうを自由に選ぶ。それぞれ男女別の内湯と露天風呂あり。 掛け流しの天然温泉で、こっちの湯とあっちの湯でそれぞれ別の源泉を使用している。 どちらも標高約700メートルの場所にあり、温泉からの眺望が抜群で、連日多くの観光客や登山客で賑わう。 いずれも眼下には甲府の街が広がり、あっちの湯では左手に富士山と右手に大菩薩嶺、こっちの湯からは正面に富士山を望む。 夜には空一面に星が...»
幻と呼ばれる染色の技法「辻が花」を甦らせた染色工芸家・久保田一竹の着物の美術館。 四季をテーマとした一竹辻が花の連作、富士山をテーマとした数々の作品を展示している。 久保田一竹は辻ヶ花と呼ばれる15世紀後半〜16世紀前半に失われてしまった染色・装飾技法の復刻への取り組みが世界的に評価されている。 久保田一竹が自ら構想を立て10年の歳月をかけて完成させた美術館は、着物の美術館でありながら和と洋を融合させたモダンな景観。河口湖周辺に数ある美術館・博物館の中で異彩を放つ。 サンゴ等の堆積岩(琉球石灰岩)を積み重ねたスペインのガウディの建築を彷彿とさせる新館、数々の名勝を手掛けた京都の造園家が...»
河口湖畔の東岸にそびえる天上山を登るロープウェイ。麓から山頂まで高低差220メートルを3分で結び、山頂の駅からは富士山・河口湖、遠くには南アルプスなどの大パノラマを望む。 夏にはあじさいが咲き乱れるあじさい山としても有名で、7月中旬から8月上旬まで約10万本のあじさいが咲き揃い、淡い紫色のあじさいとともに、富士山と河口湖の景色が楽しめる。 天上山は太宰治の小説「カチカチ山」(短編小説集『お伽草紙』所収)の舞台とされ、ゴンドラや駅には小説に登場するウサギとタヌキのマスコット像が設置されている。 山頂の駅は天上山公園として整備されていて、展望台や絶景ブランコから景色を眺めて過ごせる。...»
富士山にいちばん近い高原リゾート山中湖のほとり、標高1,000メートルの高原にあり、30万平方メートルの敷地をポピー、ヒマワリ、チューリップなど四季折々の花々が咲く。 花畑の向こうには富士山を一望できる。 概要 山中湖 花の都公園(やまなかこ はなのみやここうえん)は、山梨県南都留郡山中湖村に位置する広大な公園です。富士山の麓に広がるこの公園は、四季折々の花々が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。特に春のチューリップや秋のコスモスが有名で、写真撮影スポットとしても人気があります。 歴史 花の都公園は、1999年に開園しました。開園以来、地域の観光資源として多くの訪問者を迎えており、山中...»
富士山の北麓に点在する富士五湖の中で最も西にある、最大水深が122メートルあり、最も深い湖。 湖水の透明度は季節変動があるが、本州で実質的に透明度が最も高い湖。深いコバルト色の湖水は不思議な落ちついた雰囲気がある。 北岸は富士の好展望地で、1000円札の裏に採用されている「逆さ富士」の撮影地。 観光船による遊覧や、ブラウントラウトやニジマスなどを狙うフィッシングも盛ん。ヒメマスの釣り場としても知られる。他にも鯉、オイカワ、ウナギ、ワカサギなどが棲息している。 富士五湖の西湖と精進湖、本栖湖の3湖は1つの湖だった。800年の富士山の噴火による溶岩流で本栖湖が分かれ、864年の大噴火で残っ...»
果物をテーマにした32.2ヘクタールの広大な敷地の都市公園。郊外の高台に位置し、正面に富士山、遠くに南アルプスなどの山々が一望できる。 夜は「新日本三大夜景」に認定される満点の星空と甲府盆地の夜景が見られる。 園内には展望レストランや130種類以上の山梨産ワインと青果、特産品を販売する物産館が入る「くだもの工房」、屋内アスレチック施設「わんぱくドーム」などの建物のほか、芝生広場、花畑、ドッグランなどの施設が充実。 公園内の一番上には日帰り温泉施設「やまなしフルーツ温泉ぷくぷく」があり、開放的な天然温泉の露天風呂につかりながら、昼には富士山と甲府盆地を一望でき、夜は新日本三大夜景を堪能でき...»
富士山の北麓に点在する富士五湖の中で最も東にある、最大の面積を持つ湖。湖面の標高は富士五湖の中では最も高い位置にあり、日本全体でも第3位。水深は富士五湖の中で最も浅い13.3メートル。 形が牛に似ていて、北を上にして見ると鯨の形にも似ている。 富士箱根伊豆国立公園に指定され、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されている。 コイやウグイ、ワカサギが生息する。比較的、波が穏やかなため冬期は結氷する事もあり、ワカサギの穴釣りが楽しめる。 湖畔山中湖は朝夕の風景や富士山の眺望スポットが多数あり観光地として人気。山中湖園地を中心に、ホテルや旅館、民宿などの...»
富士山に降った雨雪が20年以上かけて大地にしみ込み、湧き出している8か所の湧泉群。水は、どこまでも透き通り、覗くと驚くほど青い。 国指定の天然記念物、名水百選に選定されている。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録。 富士山の伏流水および杓子山から石割山にかけての山麓からの伏流水を水源とし、新富士火山の透水層の地下水及び古富士山の不透水層部より下方の透水層のうち水圧の高い地下水が湧きだしている。 忍野八海からの湧水は新名庄川に流れて、山中湖を水源とする桂川へと合流する。 湧池八海で湧水量が最も多く、透明度が高い湧池。揺れ動く水面や深い水底の景観が美し...»
切り立った断崖の間に奇岩・珍石・名石が並ぶ日本屈指の渓谷「昇仙峡」にある羅漢寺山の山頂まで登れるロープウェイ。 標高1,058メートルのパノラマ台駅までは約5分。展望台からは富士山や南アルプス連峰の絶景が一望できる。 浮富士広場・展望台は絶景ポイントで富士山が空中に浮いているような「浮富士」を見ることができる。概要 昇仙峡ロープウェイ(しょうせんきょうロープウェイ)は、山梨県甲府市の昇仙峡に位置する観光用のロープウェイです。昇仙峡はその美しい渓谷美で知られ、日本の名勝として多くの観光客が訪れる場所です。ロープウェイは、渓谷の壮大な景色を楽しむことができる観光スポットとして人気がありま...»
富士五湖のひとつ西湖の付近にある、コウモリの棲息地として知られる溶岩洞穴。 総延長は386.5メートルあり、富士山麓に多数ある溶岩洞穴の中でも規模が大きく、洞穴の内部は複数の支洞が迷路状に発達した立体的な構造をしている。国の天然記念物に指定。 洞穴の形成富士山の800年の噴火と864年の大噴火で溶岩流が本栖湖から西湖まで1つの広大な湖だった辺り一帯を覆い、溶岩洞穴が形成された。 湖を埋めた末端近くの場所であるため、大量の熔岩流が湖に流れ込んだ際、沸騰した湖水からガス化した水分の補給を受けることにより、複数の空洞が連結して立体的かつ迷路状の複雑な構造になった。 洞内にはマグマが固まる際に...»
山梨県の高原に位置する豊かな自然の中でアクティビティが楽しめる施設「サンメドウズ清里」。 清里テラスはさらにパノラマリフトに乗って山頂まで登った標高1900メートルにある開放的な贅沢空間。 澄んだ空気に八ヶ岳ブルーといわれる鮮やかな空、眼下には富士山や緑の野辺山高原が広がる。 点在するソファや、展望デッキで自由に過ごすひと時。芝生エリアは足を伸ばせる円形ソファで大パノラマを目の前にゆったりとくつろげる。 最も高い位置にはカフェがあり、珈琲とフルーツたっぷりのパンケーキと共に贅沢な景色を楽しめる。 真夏の気温は都心に比べてマイナス約10度。冬は雪で覆われる「サンメドウズ清里スキー場」の...»
富士山を臨む西湖の畔に約20棟の茅葺き屋根の家屋を復元した野外博物館。美しい富士を背に茅葺き屋根が並んでいた昔懐かしい日本の原風景が見られる。 茅葺民家はそれぞれ土産物店や、郷土に伝わる素朴な味の食事処や甘味処、工芸品等の展示、針しごと、陶芸、工芸、お香の体験コーナー、根場集落の災害について記録した砂防資料館になっている。 台風災害で移転した集落の跡地に茅葺民家を2003年より復元している。かつて集落には、2階に窓を設けた建築「兜造り」の茅葺民家が並んでいた。しかし、1966年の台風の集中豪雨により集落は土石流に襲われ、40数戸ある家屋のうち僅か4戸を残し流失または倒壊した。集落は壊滅し、...»
河口湖の南岸に広がる、四季折々の花やハーブが栽培されている公園。北岸にある大石公園と並んでラベンダーの公園として有名。春には湖畔に並んだ桜、梅雨どきにはアジサイ、6月下旬〜7月中旬にはラベンダーが咲き誇る。 穏やかな丘陵の芝生広場は富士山の眺めも良い。県内有数の野鳥の宝庫でもあり、河口湖の水辺では様々な生き物が見られる。八木崎公園とは 八木崎公園(やぎさきこうえん)は、埼玉県越谷市に位置する公園で、地域住民に親しまれている自然豊かな場所です。公園は広大な敷地を有し、四季折々の自然やさまざまな施設が整備されており、家族連れや散策を楽しむ人々に人気があります。広い芝生広場や遊具、池など、多...»
世界でも稀な森に囲まれたウイスキーの蒸溜所。サントリーウイスキー誕生50周年を記念して、1973年に山崎蒸溜所に次ぐ同社二つ目の蒸溜所として、日本有数の名水地である白州町に設立された。 ブレンデッド・ウイスキー用モルト原酒を産出するほか、シングル・モルト・ウイスキー「白州」を生産している。 蒸留所の一部は見学コースとして開放されており、ウイスキーの製造工程とミネラルウォーターのボトリングの様子を見学ツアーにより無料で見ることができる。また、ウイスキー博物館が併設され、ウイスキーの歴史などを学ぶこともできる。水源地保護の観点から広大な森林を有していて、定期的に探鳥会を催している。 蒸溜所ツ...»
戦国時代の1519年に築かれた武田氏の居館跡に建てられ、戦国時代の武将、甲斐の守護大名・戦国大名「武田信玄」(1521-1573)を祭神としている。本殿は一間社流造り、1919年に社殿が完成。 武田神社近隣の石水寺要害城が武田信玄の生誕の地。治水工事、農業・商業の隆興に力を入れ、領民に愛された甲斐の国(現在の山梨県)の名将。 神社内の宝物殿には「吉岡一文字」(国定重要文化財)の太刀や、武田家伝来の古文書、信玄公の軍扇、武田二十四将図、刀剣、甲冑類などゆかりの品が多く展示されている。 武田24将騎馬行列と例大祭(4月12日)は多くの人出でにぎわう。 概要 武田神社(たけだじんじゃ)は、...»
夢窓国師による開山で、武田信玄の菩提寺。明王殿には武田不動尊と称される不動明王坐像および二童子像が安置されている。 鎌倉時代の1330年に夢窓疎石を招き開山した名刹。1467年から1477年までの約11年におよぶ内乱「応仁の乱」で荒廃するが、甲斐武田氏の菩提寺に定められて復興した。 武田信玄は1572年に足利義昭による織田信長の討伐令の呼びかけに応じる形で甲府を出陣。三河で徳川家康と決戦し勝利するも、1573年に進撃の途中で病死して、軍は甲斐に撤退した。 1582年、織田・徳川連合軍の武田領侵攻(甲州征伐)により武田氏は滅亡する。 武田氏滅亡後、織田氏は恵林寺に逃げ込んだ武将の佐々木次...»
青木ヶ原樹海の地下1000メートルから湧き出る天然温泉に浸かりながら、四季折々に移り変わる富士の眺望を楽しむことができる日帰り温泉施設。 富士山の眺望が抜群の「霊峰露天風呂」や「パノラマ風呂」、溶岩が壁面を覆うドーム型の幻想的な「洞窟風呂」、「霊峰湧水風呂」など趣向を凝らした16種類の湯舟を楽しめる。 食事処では富士山を眺めながら、地元河口湖名物のかっぱ飯や忍野サーモン丼、山梨の郷土料理ほうとう、甲州富士桜ポークのかつ丼など地元の食材や郷土料理を味わえる。個室の食事処は、囲炉裏を囲む大正ロマンが薫る昔懐かしい雰囲気で、ミニSL列車が料理を運んでくれる。 リラクゼーションルームもあり、お風...»
2004年に湧出した天然温泉と、富士山特有のバナジウムを含む地下水を使用した、富士急ハイランドのすぐ側の日帰り温泉施設。 純木造の温浴棟は飛騨高山の建築をモチーフに町屋造りを再現している。樹齢200年超、直径60cmのケヤキを使用し、伝統工法を駆使した釘を使わない梁組みが特徴。 バナジウムを含む天然水を用いた日替わりバナジウム風呂や、御影石大風呂、血流の循環を促して健康を保つ高濃度炭酸泉、和の趣を感じさせる露天風呂など、様々な種類の湯舟を楽しめる。 天然温泉は「マグネシウム・カルシウム・ナトリウム‐炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉」の泉質がブレンドされている全国的にも珍しい泉質をもつ。 館...»
清里の緑の森に個性的なショップ・レストラン・オルゴール博物館・ホテルなどが点在する魅力的なエリア。 清里で初めての喫茶店「ROCK」がオープンしたことからはじまり、今では広大な敷地の中で食事・体験・ショッピング・宿泊も楽しめる。 村内全体がナチュラルガーデンになっていてロマンティックな雰囲気。森の中にあるアメリカ製のメリーゴーラウンド、野外クラシックバレエ公演、クラフトビール醸造まであり、心地よい風を感じ、四季折々の草花を観ながら、ゆっくりと散策できる。 ホテルハット・ウォールデン森の生活にちなんだ萌木の村のプチホテル。 レストランネスト県産ワインと野菜ソムリエが作る昼はイタリアン、夜...»
温泉とフルーツを融合させた日帰り温泉施設。ぷくぷくのある笛吹川フルーツ公園は「新日本三大夜景」に選定されていている。 公園内の一番上に位置していて、開放的な天然温泉の露天風呂につかりながら、昼には富士山と甲府盆地を一望でき、夜は新日本三大夜景を堪能できる。 近隣にはぶどう園や桃園があり、フルーツの豊富な山梨。りんご・かりん・晩白柚・ゆず・レモン・パイナップル・河内晩柑など、季節のフルーツをそのまま温泉の中に入れた、フルーティーな香りの温泉を楽しめる。 温浴施設には内湯や座り湯のほか、露天風呂には宝石風呂や壺湯などの湯がある。泉質はpH9.3の無色透明のアルカリ性単純泉、源泉温度:43.2...»
清流や滝に囲まれた美しい渓谷です。春にはツツジの花が咲き、秋には紅葉が彩りを添えます。竜門峡では、「落合三つの滝」や「竜門の滝」、「千賀の岩」、「天狗淵」といった見どころが点在しています。 全長2.4kmの遊歩道コースは、竜門橋から栖雲寺まで続いています。渓流の音を聞きながら、手軽にハイキングを楽しむことができます。竜門峡は景観保存地区に指定されています。 日川渓谷は、広さ約350ヘクタールの美しい緑と渓谷からなる地域で、やまなしの歴史分化公園と竜門峡景観保存地区に指定された景勝地です。 竜門峡を流れる川の水はとても清らかで、訪れた人々の心身を癒してくれます。 紅葉の美しい秋だけでなく...»
山梨県や静岡県には、古来よりお盆の時期のお供え物として、もちにきなこと黒蜜をかけた”安倍川もち”を使う風習があり、これにヒントを得てうまれたのが甲州銘菓”桔梗信玄餅”だ。弾力のあるもちの食感、きなこの香ばしさ、黒蜜の滑らかな舌ざわりが絶妙のバランスで、素朴な味ながらも飽きのこないおいしさ。その伝統の味を守り続けてきた職人の技と誇りが、”桔梗信玄餅”を代表的な山梨みやげにまで成長させたようだ。全国各地にも同じようなお菓子はあるが、姿形を真似ただけでは成し得ない不朽の銘菓といえる。 山梨県笛吹市にある桔梗屋が1968年(昭和43年)から作っているお土産菓子です。 2つのもちを一枚の不織布風の包...»
フレッシュな生クリームを使い、きな粉の香りただようコクのあるとろけるプリンです。...»
豊かな風土に恵まれた山梨の自然で生育する「甲州牛」。甲州牛研究会のメンバーによって飼育される黒毛和種肥育牛で、厳しい基準を満たし最高位の品質ランクに格付けされた牛のみに「甲州牛」のブランドが与えられる。美しく鮮やかな肉色できめこまやかな身の甲州牛は、豊かなコクと滑らかな舌触りが格別。霜降りの脂が口にとろけ、肉汁の甘みがひろがる。地産の水や飼料で育つ牛は芸術品とも評され、知る人ぞ知る隠れた名品として全国にファンを増やす。山梨名産のワインとも相性抜群。ステーキと組み合わせた極上のディナーはいかがか。...»
自家農園のぶどうを手間暇かけた手作業で仕込み、ブレンドした濃厚なぶどうジュース。ブレンドされるぶどうは、渋みとコクが程良く混在する“ブラック・クイーン”、濃い紫色と味のバランスが良い“ベリー・アリカント”、しっかりした果肉で甘味が強く生食もできる“マスカット・ベリーA”といった3品種で、これらはワインの原料にも使われている。ぶどうを絞った原液を大釜で加熱した後、半年以上寝かせて熟成させることで、コクとまろやかさを引き出す。昭和初期から変らない製法で作られているご当地ドリンクだ。添加物はもちろん水を1滴も加えることなく、100%葡萄の芳醇なコクと程よい酸味の香り高い極上の贅沢品。 富岡葡萄農園...»
甲州の地に古くから伝わる郷土料理「ほうとう」。その麺を冷たくし、温かい具沢山のつゆで味わう麺料理が「おざら」。いわゆる、夏向けのほうとうレシピということだ。各家庭により、それぞれ味付けや具の内容が異なり、実際、麺は冷や麦、素麺なども使われている。また汁も味噌仕立てに限らず、醤油ベースの場合も。具も夏野菜を使ったり、スタミナが付けられるような食材を入れるなど、工夫次第。暑い夏に食べやすく、栄養も摂れるため、夏バテ解消にぴったりの料理だ。 山梨県で有名な郷土料理として「ほうとう」が挙げられるが、盆地の影響により冬は極寒地、夏は猛暑地となるため、「ほうとう」にかわり夏の季節に好まれるのが「おざら」...»
山梨県南都留郡道志村は、日本有数の高品質なクレソン産地。昭和50年代半ば頃から、富士山の清らかな湧水をいかした水田転作作物としてクレソンの栽培が盛んになった。クレソンは、ミネラルや食物繊維が豊富で、カルシウムもほうれん草の約3倍を含んでいる。特に道志村にある「道の駅どうし」では、生のクレソンを始め、香りを生かしたまんじゅう、せんべい、粉末といった加工品が販売されている。肉料理に生で添えるのが一般的だが、胡麻和えや漬物、鍋物、味噌汁等の具材にしてもよくあう。...»
山梨県北杜市にある清里高原の標高1230mに位置する「萌木の村」内にある「ブルーパブレストラン ロック」に併設されたビール醸造所「八ヶ岳ブルワリー」で作られている地ビールです。このビールは八ヶ岳南麓の清冽な天然水と、チェコから仕入れたホップを使用し、下面酵母発酵で造られています。モルト(麦芽)の風味と豊かな味わいが引き出されており、雑味のない透明感ある重層的なフレーバーが特徴的なクラフトビールです。種類としては、麦芽100%の「ピルスナー」や「デュンケル」、地元清里で育てられた米を副原料に使用した「清里ラガー」、さらに麦芽を40%増量し通常よりも長い時間をかけて熟成させる「プレミアム ロック・...»
“ふじやまビール”は、富士山の袂、富士吉田のブルワリーにて製造されている地ビールで、地下100メートルから汲み上げた富士山の天然水で仕込まれた地ビールである。ビールの本場ドイツのマイスターから伝授された醸造法を忠実に守って作られた本格派ビールで、ピルス、ヴァイツェン、デュンケルの3種類が作られている。ドイツの醸造設備とヨーロッパ産の高品質な麦芽とホップを使用して作られたビールは、すっきりとした飲み口と適度なほろ苦さ、さわやかに抜けるホップの香りが特徴。ピルスは最も一般的なタイプで、クセが無く飲みやすい。ヴァイツェンは小麦麦芽を高温で発酵させたフルーティーな味。デュンケルは原料に深煎りモルトを使...»
“みみ”とは、山梨県鰍沢町(かじさわちょう)十谷地区の郷土料理で、小麦粉に水を加え、練って薄くのばし、ひと口大にしたもので、大根やごぼう、里いも、かぼちゃ、にんじんなどと共に、煮干しから出汁をとった味噌味の汁で煮込んで食べられる。山梨県の代表料理であるすいとんやほうとうと同じく、粉物を使った鍋料理のひとつで、古くは、源氏の武将が戦に勝利した際に祝の膳に食したという言い伝えがあり、この地域では祝の席の食事として受け継がれている。 「みみ」とは主に富士川町十谷(じっこく)地域で、小麦粉をこねてのばし一口大に切った正方形の生地の、片側の二つの角をくっつけて三角にしたものを、野菜とともに味噌味で煮こ...»
北杜市明野町は、露地きゅうり、さやいんげんの代替として「にがうり」を栽培。我が国でトップクラスの日照時間の長さが好立地条件となり栽培面積が急拡大。病害虫が少なく、栽培しやすいため、地域の主力野菜品目となった。また昨今の健康ブームにより、消費が順調に伸びたことも量産を後押ししている。にがうりは、ボツボツとした突起のある果実の形状が特徴的で、独特のほろ苦さが人気だ。ビタミンCは、きゅうりの5倍以上含まれ、免疫力を高め、風邪の予防に効果があると言われている。沖縄県ではゴーヤと呼ぶ、熱帯アジア原産です。標準和名は「ツルレイシ」で、イボに覆われた果実の外観と、完熟すると仮種皮が甘くなるという2つの形質が...»
山梨県畜産試験場で改良された県産シャモ(雄系)と、白色プリマスロック(雌系)の交配により生まれた独自の系統。坪10羽という低密度で、自然に近い状態の土の上で放し飼い。また、120日以上育てるため、脂肪が少なく歯ごたえのある肉質となる。良く運動をした肉質は、噛み応えがあり、脂のりも適度でヘルシー。ブロイラーに比べて繊維が細かく、肉の中にうま味が多く含まれる。山梨でしか食べることのできない甲州地鶏と甲州ワインは相性も抜群。...»
武田信玄が築いた信玄堤によって、豊かな土壌が生み出された甲斐市の特産品。近年、ビニール利用による催芽早出し栽培を導入。有機質を多量に施した砂質土壌で栽培され、他の里芋と比べ、地肌が白く、粘りも強いので、格別の美味しさと人気を呼んでいる。出荷時期は8~3月まで。主成分はデンプン、他にビタミンB1、B2、食物繊維を含んでいる。「八幡芋」として出回っているものは、主に「静岡早生」という品種。その土地にちなんで付けられた名称で、特定の品種を示す名前ではない。 八幡芋は、非常に栄養価の高い芋であり、現在、生産量にも限界があることから、東京都内などには、銀座の一部料亭などに流通している。 旬 8月 9...»
桃の生産量、栽培面積が日本一の山梨県。その主産地である笛吹市は、毎年4月上旬には「桃の花まつり」が開催され、6月下旬からは桃狩りを楽しむ観光客でにぎわう「桃の里」だ。市内には桃を使ったスイーツを提供する店が多く、国道137号線沿いにある「ローズファーム」は、桃の時期には桃パフェや桃シェイク、桃パイなどの桃スイーツが揃い、笛吹川沿いの”桔梗信玄餅”で有名な「桔梗屋」では生桃ジュレが人気。県内に延びる中央道のSAやPAにも豊富な桃スイーツが楽しめる。 旬 6月 7月 8月...»
市川三郷町大塚地区では、土壌が深くきめ細やかで、石が無い肥沃な土地のことを「のっぷい」と言う。この栄養分豊富な「のっぷい」に育てられた大塚にんじんは、濃い鮮紅色で独特の風味と甘さが特徴。品種は国分鮮紅大長(こくぶん せんこう おおなが)と呼ばれるもので、群馬県高崎市の国分地区で育成され、全国に広まったものである。国分鮮紅大長は通常では長さが最大60cm程だが、大塚地区では収穫時には、80cm~120cmにもなる太くて長いにんじんだ。以前から栽培されていたが、野菜から果樹に転換する農家が増え、昭和30年代を境に作付面積が減少。近年は、地域の特産野菜の見直しで、徐々に栽培面積が増えている。通常のに...»
幅広の平打ちうどんとかぼちゃに加え、ねぎやしいたけ、じゃがいもなどを味噌ベースの汁で煮込んだ麺料理。うどんを生麺の状態から煮込むことで、汁にとろみがついて冷めにくいという特徴がある。戦国時代、甲州地方ではお米が貴重であり、武田信玄がそれに代わる陣中食として考案したなど、発祥には諸説ある。県内では、「武田陣中ほうとう祭り」など、イベントが多く開かれ好評を得ている。山梨の家庭では、残った汁を翌朝ご飯にかけて「ほうとう飯」として食べられることもある。 「ほうとう」とは小麦粉を練り、平らに切った「ほうとうめん」を、たっぷりの具材とともに味噌仕立ての汁で煮こんだもので、「うまいもんだよかぼちゃのほうと...»
山梨の特産「甲州小梅」が熟す前の青梅を使用するため、5月末には漬け込みを終える。カリカリとした歯応えから「カリカリ漬」とも呼ばれ、さわやかな風味が特徴。梅を一晩水に漬けてアク抜きをした後、梅と塩を交互に漬け込む。漬け込みの際、消石灰を加えるといつまでもカリカリに仕上がるといわれている。らっきょうがみょうが、生姜などと一緒に漬け込んでもおいしい。千切りにした柚子の皮を、干した大根のスライスで巻きさらに干した「大根の柚子巻き」を加えて漬ける場合もある。 「甲州小梅漬」は山梨県の特産である甲州小梅を、まだ青い時期に収穫して、5月末には漬け込みが終わるようにする。特に甲府盆地では特有の寒暖差のある気...»
山梨の豊かな自然のなかで、無農薬にこだわって作られた”干ししいたけ”。クヌギの原木にしいたけの菌を植え付けて冬に収穫されるのが特徴で、寒い冬に育ったしいたけは、ゆっくりと生長し、他の季節に育ったものよりも身の詰まり方が良く、弾力のある歯応えがあり、食べ応え十分。身の詰まったしいたけは低温乾燥室で、じっくりと乾燥させることで、旨みをほとんど逃がさずに干ししいたけにされる。数量は限られるが、天日だけで乾燥させて作られた”干ししいたけ”もあり、その旨みと風味はまた格別だということだ。...»
甘酸っぱくてジューシーなすももは、別名「プラム」とも呼ばれる果物。山梨は全国屈指の生産量を誇り、初夏から夏にかけて多く出荷される。酸味があるが、完熟すれば甘みと調和され、果肉も柔らかくなり、果汁も多く美味。大きく分けて、中国原産の「日本すもも(プラム)」と、ヨーロッパコーカサス原産の「西洋すもも(プルーン)」の2つに分類され、日本すももは、主に生食用として栽培。西洋すももは、生食用の他、乾燥用、ジャム、コンポートなど加工用としても栽培されている。 旬 7月 8月 貴陽 その希少性から「幻のフルーツ」と呼ばれる南アルプス市のスモモ “貴陽”(きよう)は南アルプス市生まれの新品種...»
山梨の果実の代表「ぶどう」。四方を山に囲まれた盆地気候は、日照時間が長く降雨が少ない。その上、夏暑く冬寒い他、名水の里といわれる美味しく豊かな水が、ぶどう栽培の好条件となっている。新品種も登場し、色とりどりの美しいぶどうが楽しめる。可愛らしい小粒の温室デラウエアは、上品で豊かな甘み。種なしピオーネは、房も粒も巨峰より大きく甘みも強い品種として人気。気品あふれる容姿と見事な風味から“ぶどうの女王”と称賛されている甲斐路は、大粒で果皮が薄く、果汁もたっぷり。赤系ぶどうでは一番の甘みだ。 旬 8月 9月 10月 シャインマスカット 農研機構果樹研究所が育成した皮ごと食べられるマス...»
河口湖では昔から水難事故はカッパの仕業といわれ、河童地蔵をまつって水難厄除祈願としたといわれている。この「かっぱ伝説」からB級グルメ”かっぱめし”は誕生した。キュウリの浅漬けに長いも(または大和いも)のすりおろしに調味料を混ぜる。これを炊き立てのご飯にのせ、刻み海苔とゴマをトッピングすればできあがり。現在約50店舗で提供されており、各店でオリジナリティ豊かなかっぱめしが楽しめる。豚や鶏肉をプラスしている店が多いが、基本はさっぱり。長いもは滋養強壮に優れてるので、夏場におすすめのメニューだ。...»
富士河口湖町では野生のシカによる農作物への食害、特に広大な自然を持つ富士ヶ嶺地区の牧草地への被害が深刻化した背景から、シカを有害鳥獣として駆除。そのシカを有効活用し、新たな特産品にしようというアイデアが生まれた。迅速に加工処理するため、食肉加工施設も整備。新鮮で美味しいジビエ(=狩猟鳥獣肉)料理を提供できるようになった。ヨーロッパのなかでも特にフランスでは高級料理・食文化として愛されるジビエ料理。最も美味しくなる秋から冬は、高タンパク低カロリーのヘルシーな地元産シカ肉を味わうことができる。...»
硬く非常にコシが強い麺を味噌かしょうゆ、またはあわせたもので作ったつゆに、にんじん、ゆでキャベツ、ごぼう、油揚げ、馬肉などを具として食す吉田うどん。吉田市近郊では、気候的、風土的に稲作が難しく雑穀栽培とともに水掛麦と呼ばれる農法で麦が栽培されてきた。そのため日常的には野菜を多く使ったほうとうを、祭りなどのハレの日には麦を多く使ったうどんが食べられてきた。現在も、富士吉田市内に60軒以上のうどん屋が存在し、観光客が多く訪れる。 「吉田のうどん」はびっくりするような歯ごたえとコシ、太さのある小麦粉の麺を、味噌や醤油など出汁のきいた汁で食べる富士吉田市周辺の郷土料理である。富士山北麓の富士吉田市は...»
鶏の砂肝、ハツ、レバー、きんかん(うまれる前の卵)などを、甘辛いしょうゆダレで照り煮した甲府独自の料理で、昭和25年頃に甲府市内の蕎麦店の店主が、捨てられていた鳥もつをいかす料理として”甲府鳥もつ煮”を考案したといわれている。一般的に”もつ煮”というと、もつ煮込みのように長時間煮込んだ汁気のあるものを想像するが、甲府鳥もつ煮は、少量のタレを使って強火で一気に炊くことで、水気が飛んだタレにモツの甘味がぎゅっと閉じ込められる。そのタレが具に絡むことで出る美しい照りにも注目したい。 「鳥もつ煮」とは鳥のレバー、砂肝、はつ、きんかん、ひもなどを甘い醤油のたれで煮詰めたもので、戦後まもない昭和25(1...»
地元食材・ぼたん肉(=イノシシ肉)を使ったご当地カレー。食べ慣れないと独特の味や風味を心配するかもしれないが、安心を。上質な肉の歯ごたえと食感を生かしたピリ辛カレーは、新たなイノシシ肉ファンを呼んでいる。古くは狩人料理の材料だったイノシシ肉を、ジビエ料理としてお洒落なイメージに。そして味わいも西洋風に大胆にチェンジ。新しい味とはいえ、山梨県民にとって身近で大好きな地元料理。創意と工夫と好奇心で生まれた新名物が、「郷土料理」として定着する日は近いかもしれない。...»
高級食材であるアワビを姿の状態で、醤油ベースの煮汁で煮浸しにした加工食品。海に面していない内陸地域の甲斐国では、駿河湾でとれたアワビを加工し、醤油漬けにして木の樽に入れて運んでいた。馬の体温と振動でしょうゆがアワビに染み渡り、ちょうど良い味わいになった事からこの味が定着したと言われている。 「あわびの煮貝」とは山梨県の名産品であるが、四方八方を山に囲まれ海に面していない内陸の地において、なぜ海の幸のアワビが名産となったのか理由は諸説ある。その一つとして、隣国の駿河湾(静岡県)でとれる豊富な魚介類を、現代のようにな交通手段も冷蔵設備もない状態でいくつもの山を越えて運ぶことは容易ではなく、わずか...»
昭和41年創業の蕎麦処「きくや」が開発した“やまなしコロッケ”は、山梨を代表する郷土料理“ほうとう”を包み、揚げたユニークなコロッケ。麺、かぼちゃ、里芋、きのこ、豚肉を使った“ほうとう”を作るところから料理が始まり、ほうとうの粗熱を取った後、揚げていくという手間のかけて完成する。愛称は「なしコロ」。チーズ入りもあり、ひと口かじると、とろけるうような触感とチーズの旨みが広がると人気。がっつり食べたい人にはコロッケを3つ使用した“やまなしコロッケ丼”がおすすめだ。...»
気候と排水のよい土壌で栽培される山梨の「柿」は、栽培先進地として高い評価を得ている。釣り鐘の形をした不完全渋柿で、大きいものだと500g以上にもなる「富士柿」や「蜂屋(はちや)柿」は、渋抜きをして生食するほか、干し柿にも利用される。他に、独特の香りとまろやかな甘みで歯切れのよい「富有柿(ふゆうがき)」や、「あんぽ柿/ころ柿」の原料となる大きな実の「甲州百目(こうしゅうひゃくめ)」などの品種がある。「ころ柿」は、10月中旬頃に成熟する甲州百目柿の皮をむいて天日乾燥して作った干し柿だ。 旬 10月 11月 12月 1月...»
市川三郷町黒沢地区では、高齢化により養蚕が衰退した後、遊休農地を活用するため、地元生産者が自生のこごみを収集栽培するようになった。春の山菜として親しまれているクサソテツの別名で、その姿がソテツに似ていること、また芽吹いたばかりの若い葉が前かがみにかがんでいる様に見えることから名付けられた。芽が出てからの成長が速く、たった一日で5センチ伸びることもあるため、旬を逃さないように注意。15~20センチ程度の、穂先がくるくると巻かれていて軟らかいものが山菜として美味しく、旬は4月中旬~5月上旬。 旬 3月 4月 5月...»
低カロリーで高タンパクな”馬肉”は、鉄分、ミネラル等も多く含む栄養価の高い食品。さらに低コレステロール、低アレルギーなので、女性はもちろん万人におすすめしたい食肉だ。全国的には、熊本県の馬肉を食す習慣が有名だが、山梨県や東北各地でも、良質の馬肉が生産されており、食す習慣が根付いている。馬肉の代表的な料理といえば”馬刺し”。おろししょうが、おろしにんにく、ねぎを始め、七味とわさびの組み合わせなど、好みの薬味をのせて、しょうゆをつけて食べると、肉とは思えないさっぱりとした味わいが楽しめる。 山梨は甲斐国と呼ばれていた律令制の時代から貢馬の国として知られ、「甲斐の黒駒」は貴族たちの憧れのブランドで...»
日本一の生産量を誇る山梨の桃。瑞々しく甘い美味しさが魅力。早生種の7月上旬から収穫が始まり、8月中がシーズン。まさに夏のフルーツ。御坂・春日居・一宮・南アルプス・山梨市・塩山・勝沼・石和など各地で栽培。白鳳は、淡い紅色を帯びた美しい果実に、甘い香り。日本のももの主要品種でもあり、柔らかな果肉に、溢れる果汁が特徴。桃の王様と言われる白桃の中でも浅間白桃は、糖度や風味に優れた山梨生まれの自信作。夏の暑さも忘れる格別の美味。桃は、中国で不老長寿のシンボルとされる。 旬 7月 8月 ...»
昼夜の大きな温度差により着色がよく、鮮度の高いトマトが生産される山梨。中でも高級感あふれる桐の箱に入り、色つや、輝きが宝石のようなポモディア“pomodia”は、一度食べたら忘れることのできない味。イタリア語のpomodoro(トマト)と、 diamante(輝き)の意味を合わせ持つフルーツトマトで、食味は甘さと酸味、旨味が最高のバランス。糖度は8~9度以上。甘みだけでなく、皮の薄さにこだわりを持つ。匠が朝採り収穫したトマトの中で、特に厳選した物のみが名付けられ、全体の1割満たない希少品。 旬 6月 7月 8月 ...»
山菜の宝庫といっても過言ではない山梨の自然。ワラビ、ゼンマイ、コゴミ、コシアブラ、ツクシ、山ウド、フキ、タラの芽、タケノコなど、春に採れるものだけでも挙げればキリが無い。種類の数が多ければ、調理法も様々となるが、山菜料理の代表的な料理のひとつが天ぷらだ。衣をサクっと揚げることで食感が良くなり、甘みや苦みが心地良く口の中に広がる。蕎麦やとろろご飯などとも相性が良く、山の香りと味わいが楽しめる。...»
山梨県の南部に位置する身延町曙地区で、昔から栽培されていた大豆。起源は明治時代に関西地方から伝わったとされている。大粒の豆で、10粒並べると長さ6寸になることから「十六寸」(とうろくすん)という別名があるほど。一粒2センチほどで、国産の大豆では丹波黒豆に次ぐサイズ。大粒で甘みが強く、豆を炒って黄な粉にすると、砂糖がいらないほどだ。熟した豆を収穫・保存して煮豆や豆腐、味噌として加工。豆の若いうちは枝豆として使われ、10月上旬の短い期間に収穫したものが珍重される。 旬 10月 あけぼの大豆の枝豆 「あけぼの大豆」は身延町曙地域などで明治時代から栽培されており、通常の大豆よりも大粒で糖度も高い...»
山梨県では、古くからぶどうやもも、なしといった果物栽培が盛んで、中でもぶどうは全国トップクラスの生産高を誇る。その主産地となっている甲州市の勝沼地区は、ゆるやかな丘が続く土地で、その斜面地に広大なぶどう畑が広がる。ワインの生産も盛んで、甲州市内には30を超えるワイナリーがあり、国内の年間醸造量の約25%にも当たる1万キロリットルものワインが醸造されるという。勝沼のワインは様々なワインコンクールで高い評価を受けており、日本だけでなく、海外にもファンがいるということだ。...»
「清里ミルクプラント」の牛乳は、脂肪を壊さずに、自然の風味がいきる低温殺菌で、深いコクが感じられる味わい。非遺伝子組みかえ作物による配合飼料と、有機質肥料を主体にした牧草等を与えて、大切に育てられた健康な乳牛から搾られた安全なものだけを使っており、厳選した清里の酪農家から直接仕入れている。その牛乳から作られた、飲むヨーグルト、アイスクリーム、チーズ等は、どれも牛乳本来の風味豊かで、自然の甘みがいきた濃厚なおいしさが楽しめる。 ソフトクリーム 牛乳の風味豊かな自然な美味しさが人気です。人工甘味料は一切使用しない上品で濃厚ながらもあと味がすっきりした、清里産生乳100%のシンプルなソフトクリー...»
富士山に群生する高山植物“はまなし”の実は、古くから良薬と言われ健康維持のために、塩漬けやジャム、果実酒などにして食されてきた赤い実。この実のおいしさと、美しい色を活かしたゼリーが“富士山の実 はまなし”だ。ほんのりとワインの風味がきいたゼリーの味に、洋酒に漬け込んだはまなしの実の酸味がほどよいアクセントとなって、なんともさわやかな大人の味である。甘さが控えめでぷるぷるっとした食感が心地よく、女性に人気が高いというのもうなづける。 和菓子専門店 金多留満(きんだるま) 明治44年創業の老舗和菓子店。富士山麓でとれる素材を多く使い、土地の伝説にちなんだ菓子を次々と発表する老舗。富士山のミネラ...»
甘みと酸味が絶妙にバランスのとれた爽やかな味わいと、可愛らしい果実。日本の初夏に欠かせない果物といえば、紅色に染まった「さくらんぼ」だ。比較的寒冷地向きの果樹で、山梨が日本列島の南限と言われている。「高砂」「佐藤錦」「ナポレオン」などが主な栽培品種。豊かな自然の中で丹精を込めて育てられ、みずみずしい果肉と、光沢がある美しい実が好評。ハウス栽培の発達により、いち早く食べることができるようになった夏のフルーツのひとつ。デリケートな果実は、丁寧にひと粒ひと粒収穫されている。 旬 5月 6月 7月 ...»
日本でワインの製造が始まったのは、明治時代の3~4年頃とされています。この時、甲府市の熱心な有志たちが「文明開化はワインから」という合い言葉のもと、ワイン醸造に取り組みました。 山梨県内には約90のワイナリーが存在し、そのうち半数以上が一般の人々が見学したり、ワインの醸造工程を学んだり、試飲を楽しむことができる施設を提供しています。 現在、甲州ワインは生産量・品質ともに国産ワインの中でトップクラスに位置しています。世界的にも高く評価されるワインを数多く醸造しており、その品質の向上が続いています。 甲州ワイン 日本特有のぶどう品種「甲州種」を用いて醸造されるものです。このワインは、さっぱ...»
山梨県甲州市の松里地区は干し柿の原料の生産と乾燥に非常に適した地区であり、1果重が500グラムを超える柿を生産して、干し上げることができるのは山梨県内においてもこの地区だけであると言い伝えられている。松里地区で栽培された甲州百匁(こうしゅうひゃくめ)柿を松里地区で干しあげた干し柿のみが、最高品質の枯露柿(ころがき)といわれている。古来より、晩秋の季節の日光と風と雨という自然エネルギーを最大限に利用して、天日干しのみで柿を干しあげる技術が継承されている。聞くところによると、ただ単に日に当てて乾燥させただけでは、味わいのある干し柿はできないそうであり、干し柿作りの作業は奥の深いものであるそうである...»
“くろ玉”は、上質のえんどう豆あんを黒砂糖羊羹で包んだその名の通り、真っ黒な玉状の和菓子。明治時代より続く山梨県甲府市の老舗の和菓子店「澤田屋」が、1929年(昭和4年)に発売して以来ロングセラーとなっている商品である。甘さの違う2種類の砂糖を使うなど、独自の発想と伝統の技術を受け継ぎ、現在も手作りでひとつひとつ作られている。 青えんどう豆で作る鮮やかな緑色のうぐいす餡に、粒の食感を残しながら別煮した青えんどう豆も加え、豆本来の優しい味わいを引き立てました。餡をまるめ、こくのある黒糖羊羹で包んだ風味豊かなお菓子は、発売当初と変わらない製法で丁寧に手作りしています。 良質の植物性タンパク質や...»
富士山や八ヶ岳など日本有数の山々に囲まれた山梨県。名水百選に選ばれた湧き水をはじめ、豊富な農作物を育む恵まれた自然が広がっている地域だ。 甲州麦芽ビーフは、山梨県でウイスキーやビールを醸造する際の副産物である麦芽糖化粕を飼料の一部に加えて育てられた牛だ。麦芽糖化粕は成分が牛の本来のエサで青草に近いため、より自然に近い栄養が摂取できるという。この飼料に加えて、生産者の熟練された技と愛情をたっぷりかけて、丁寧に育てられた牛は、肉本来の旨みがジューシーに味わえる肉質が楽しめる。...»
果樹とワインの王国、山梨県がうみ出した上質な牛肉”甲州ワインビーフ”。遺伝子組換え飼料等は一切使用せず、ワインを搾って残ったブドウ粕を始め、トウモロコシ、オカラ、麦など、自然の飼料で健康的に育てられている。ブドウ粕を使うことで、皮や種の酵素の働きにより肉質が改善され、牛肉の旨みが際立つという。 新鮮な水と澄んだ空気、豊かな緑といった恵まれた自然環境が作り上げた肉質は、きめ細かいやわらかな食感と、ほんのりとした甘みを持った上質の味が楽しめる。 山梨県の特産品であるワインづくりの過程で生まれるぶどうの搾り粕(ワイン粕)を飼料として与えた品質の高い牛肉です。ワイン粕は良質な繊維を大量に含んでいると...»
富士山が真正面に迫る富士山の麓、約900メートルの高さに位置している道の駅です。「関東の道の駅ランキング」で常に上位に位置する人気スポットで、一年を通じて多くの人々でにぎわっています。 ここでは、主要産業である織物や地域ならではの特産品を手に入れることができるだけでなく、軽食コーナーで地元の名物料理「吉田のうどん」を味わうこともできます。 道の駅エリア内には地ビールレストラン「ふじやまビール ハーベステラス」や多目的アリーナ、富士山レーダードーム公園、そして体験学習施設「富士山レーダードーム」があります。 この道の駅はショッピング、食事、遊び、学びが詰まった個性豊かなスポットとして、訪れ...»
笹子餅は、甲州街道湯一の難所、笹子峠の「矢立ちの杉」の麓で、「峠の力餅」とし、峠越えの人が力餅とし食べていた、明治38年に当時、東洋一のトンネル「笹子トンネル」(全長4656m)が開通。峠の通行は激減しましたが、国鉄で旅客サービスとして名前を変え「笹子餅」と名付け販売されました。今も地元の名物とし愛されている。 みどりや(笹子餅本舗) 国鉄中央線が開通した明治38年に創業。山梨名物の笹子餅や、酒粕入りの蔵酒まん、杵付き餅を手がけています。ただし、現在は特急電車内やSAでの販売は行っておらず、ご購入いただける場所は甲州街道にあるみどりや本店と向かいの工場、そして笹一酒造のみとなっています。...»
甲武信ヶ岳は、山梨県、埼玉県、長野県の三県にまたがる標高2,475mの山であり、奥秩父山塊の中央に位置しています。通称、甲武信岳(こぶしだけ)とも呼ばれ、標高やその地理的な位置から、日本百名山および山梨百名山に選ばれています。 山名の由来と地理的特徴 甲武信ヶ岳の名称は、甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の三国にまたがることから名付けられたと言われています。また、その山容が拳のように見えることからこの名前が付いたという説もあります。この山は、千曲川(新潟県に入ると信濃川)、荒川、笛吹川(釜無川と合流し富士川となる)の水源でもあり、分水嶺の役割を果たしています。山頂からは日本アル...»
甲府市は、山梨県の国中地方に位置し、県庁所在地であり、山梨県内で最も人口が多い都市です。中核市、保健所政令市、中枢中核都市に指定され、歴史や文化、自然を活かした観光スポットが数多くあります。 名勝地 甲府市には美しい自然が織りなす名勝地が数多くあります。四季折々の風景が楽しめ、訪れる人々を魅了しています。 昇仙峡 昇仙峡は、甲府市の代表的な景勝地であり、山梨県を代表する観光地です。四季を通じて美しい自然が広がり、特に秋の紅葉シーズンには多くの観光客が訪れます。奇岩や滝が連なる渓谷美が楽しめ、ハイキングや散策に最適です。 不老園 不老園は、梅の名所として知られ、春には色とりどりの梅の...»
不老園は、山梨県甲府市酒折三丁目にある美しい梅園です。特に甲斐路の春の象徴として、山梨県民に親しまれています。この梅園は、広さ約5万平方メートルにわたり、自然の地形を活かした起伏のある造りが特徴です。開園期間中には多くの観光客が訪れ、さまざまなイベントや出店が催されます。 園の概要 不老園は、甲府市の東部に位置し、奥秩父山塊から南へ伸びた尾根の先端付近にあります。この梅園は尾根を挟んだ自然の地形を巧みに活かしたデザインで、20数種・約3,200本のウメが植えられています。「甲斐路の春は不老園から始まる」とも言われ、山梨の春を象徴する風景が広がります。 開園期間と入園について 不老園は、...»
甲府市 遊亀公園附属動物園は、山梨県甲府市の遊亀公園内にある都市型の動物園です。日本では、1919年(大正8年)に開園し、東京都の恩賜上野動物園や大阪の天王寺動物園に続く歴史ある施設で、日本で4番目の動物園として知られています。 基本情報 所在地は甲府市中心部にあり、敷地面積は約14,000平方メートルと広大です。年間を通じて動物たちを見学できる動物園として、山梨県内外から多くの観光客が訪れます。現在、リニューアル工事が進められており、再開時期が待ち望まれています。 沿革 創設と初期の歴史 遊亀公園附属動物園は、1919年(大正8年)4月、甲府市に開設されました。設立当初は一蓮寺の境...»
甲府城は、山梨県甲府市にあった日本の城で、雅号「舞鶴城」としても知られています。甲府盆地北部、現在の甲府市中心街の一条小山に築城され、中世から近世にかけての平山城としての役割を担いました。その跡地は現在も残され、国の史跡に指定されています。 築城の背景とその目的 甲府城は、甲斐国の政治的中心地として、戦国期の武田氏の勢力を引き継いだ徳川家康や豊臣系大名の支配の要所となりました。徳川家康を牽制するために豊臣政権の下で築城が開始され、江戸時代には将軍家に最も近い親藩(甲府藩)の城としての機能を果たしました。 築城地の選定とその意義 甲府城が築かれた一条小山は、平安時代後期に甲斐源氏一族の領...»
山梨県甲府市にあった躑躅ヶ崎館は、甲斐国守護武田氏の居館として築かれた戦国期の居館で、現在は武田神社が建つ場所です。「武田氏館跡」として国の史跡に指定されており、甲州市の勝沼氏館と並ぶ資料価値の高い中世の城館跡として知られています。 居館と城下町の形成 躑躅ヶ崎館は、甲府市の北端に位置し、相川扇状地上に築かれました。この地は、武田信虎によって相川扇状地への移転が決まり、以後、甲斐国の守護所が置かれました。周囲には茶邸や毘沙門天堂、見張り櫓などが配置され、信玄時代には武田氏の本拠地として甲斐源氏武田氏が拠点とした城下町が発展していきました。 歴史背景:甲斐国の守護所の変遷 武田氏の居館で...»
一蓮寺は山梨県甲府市太田町に位置する歴史ある寺院です。時宗系の寺院であり、山号は「稲久山」。甲府盆地の中心に位置し、長い歴史と文化的景観を持つこの寺院は、観光地としても注目を集めています。以下では、一蓮寺の立地、歴史、周辺施設、祭事などについて詳しくご紹介します。 立地と周辺の歴史的景観 甲府盆地中央の歴史的背景 一蓮寺は、山梨県甲府盆地の中央部に位置しています。甲府市街地の南部にあり、甲府城跡や愛宕山など歴史的な景観が広がる地域に隣接しています。この地域は、古くから縄文時代からの遺物が見つかるなど、長い歴史を持っています。 旧所在地とその役割 一蓮寺の元の所在地は現在の甲府城跡の付...»
円光院(甲府市)について 円光院は、山梨県甲府市岩窪町にある臨済宗妙心寺派の寺院であり、甲府五山の一つに数えられます。また、甲斐百八霊場の60番札所としても知られ、戦国時代の名将武田信玄の正室であった三条夫人の菩提寺として深い歴史を持ちます。山号は「瑞岩山」、本尊は釈迦如来です。 概要 円光院は、甲斐源氏の始祖である逸見清光(源清光)が開創したと伝わる寺院で、その歴史は古く戦国時代に遡ります。甲府五山の一つとしての格式を持ち、武田信玄が甲府城下町の整備を行った際、寺院もその一環として移転されました。この際、三条夫人の院号に因んで現在の名称に改められました。 円光院の歴史 起源と発展 ...»
塩澤寺は山梨県甲府市にある真言宗智山派の寺院で、厄除け地蔵尊を祀ることで有名です。毎年2月13日から翌14日にかけて開催される「厄除け地蔵尊大祭」には、多くの参拝者が訪れ、「厄地蔵さん」として地元に親しまれています。 概要 塩澤寺は「福田山」の山号を持ち、厄除けと開運のご利益を求めて、多くの人々に信仰されています。この寺院は、湯村山の南麓に位置し、近くには「信玄の湯 湯村温泉」があります。 所在地 山梨県甲府市にある塩澤寺は、アクセスも良好で、歴史と自然に触れる観光地としても人気です。 歴史と沿革 創建と弘法大師(空海) 塩澤寺は大同3年(808年)、真言宗の祖である弘法大師(空...»
円楽寺は、山梨県甲府市右左口町に位置する真言宗智山派の寺院で、山号は七覚山です。本尊は薬師如来であり、かつては五社権現の別当寺でした。長い歴史を持ち、甲斐国と駿河国を結ぶ街道沿いの要地として、多くの歴史的出来事と関わりを持っています。 円楽寺の概要 円楽寺は甲府盆地南端に位置し、南側には七覚川が流れ、御坂山地の北麓に建つ寺院です。この地域は古来より修験道の中心地で、中世から近世にかけて修験道の拠点として発展しました。さらに六角堂跡や行者堂跡なども寺の背後にあり、歴史的・文化的価値が高い場所です。 円楽寺の沿革 創建と再興 円楽寺は『甲斐国社記・寺記』によれば、大宝元年(701年)に役...»
遠光寺は、山梨県甲府市伊勢二丁目に位置する日蓮宗の寺院で、正式な山号は宝塔山です。遠光寺は、身延山久遠寺を中心とする「身延門流」に属し、法華寺や信立寺と並んで甲府法華三ヶ寺の一つとされています。また、南アルプス市にある長遠寺や妙了寺とともに、身延山久遠寺から甲斐触頭三ヶ寺の一つとして指定されています。 概要 遠光寺は山梨県甲府市の住宅街に位置し、歴史的な背景と共に地域に根付いています。かつては身延山久遠寺の法主から直接免許状が発行される格式高い寺院として知られていました。 歴史 遠光寺の歴史は、鎌倉時代初期までさかのぼります。以下では、遠光寺の歴史の歩みについて詳しく説明します。 創...»
甲斐善光寺は、山梨県甲府市善光寺にある浄土宗の寺院です。正式名称は「定額山浄智院善光寺」(じょうがくざんじょうちいんぜんこうじ)ですが、他の善光寺と区別するために「甲斐善光寺」や「甲州善光寺」「甲府善光寺」とも呼ばれます。 歴史的な仏教寺院で、数多くの貴重な文化財を所蔵しています。特に本堂や山門はその壮麗さから、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。本堂や山門は重要文化財に指定されており、歴史的な価値が非常に高い建造物です。 寺の概要 甲斐善光寺は、戦国時代に甲斐の領主であった武田信玄が建立した寺院です。現在の甲府市善光寺周辺に位置し、信濃国(現在の長野県)にある善光寺との関わりが...»
逍遥院は山梨県甲府市桜井町に位置する曹洞宗の寺院です。武田信玄の弟である武田信廉(たけだ のぶかど)の墓所があることで知られ、逍遥禅院とも称されますが、宗教法人としての正式名称は「逍遙院」です。 概要 逍遥院は、甲府盆地北縁の大蔵経寺山の南西麓に位置しています。戦国時代の武将であった武田信廉は、自らの居所近くにこの寺を建立し、自ら作成した位牌を納めました。この寺は、武田家臣である信廉の牌所として機能し、彼の死後は菩提寺として彼の遺徳をしのぶ場所となっています。 逍遥院の歴史 天正10年(1582年)3月、織田信長と徳川家康の連合軍による武田領侵攻(甲州征伐)により、武田家臣の多くが処刑...»
信立寺は、山梨県甲府市若松町に位置する日蓮宗の寺院です。山号は「広教山」、本尊は「十界曼荼羅」であり、旧本山は身延山久遠寺です。潮師法縁に属しており、遠光寺や法華寺と並び「甲府法華三ヵ寺」の一つに数えられます。 寺院の概要 信立寺は甲府市の中心部に位置し、周辺には歴史的な街並みや観光名所が点在しています。甲府の歴史ある法華寺院として、長年にわたって地域と深いつながりを持っています。以下、信立寺の立地や歴史について詳しくご紹介します。 信立寺の立地と歴史的景観 信立寺は甲府市域の中心部にあり、遊亀通りの東側に位置しています。創建当初は、甲斐国守護・武田氏の居館であった躑躅ヶ崎館(つつじが...»
積翠寺は、山梨県甲府市上積翠町に位置する臨済宗妙心寺派の寺院です。山号は「万松山(ばんしょうざん)」と称し、本尊には釈迦如来が祀られています。 概要 積翠寺は、甲府市街地の北部、武田神社の北北東に位置し、標高約530メートルの要害山南西麓に立地しています。開山は行基と伝えられており、古くは「石水寺」と呼ばれていたとされています。中世には、「積翠寺」の名が用いられるようになりました。 沿革 開山と中興 『甲斐国志』によれば、積翠寺の開祖は行基であり、南北朝時代には夢窓疎石の弟子である竺峰が中興開山となったと伝えられています。また、『甲斐国社記・寺記』にも、積翠寺がその長い歴史を経て今日...»
大泉寺は、山梨県甲府市古府中町に位置する曹洞宗の寺院で、山号は万年山、本尊は釈迦如来です。この寺院は、戦国時代の武田氏との関わりを持つ由緒ある寺院として知られています。 概要 大泉寺は甲府駅から北に位置し、愛宕山の北に続く大笠山の西麓部に広がる市北部の地域にあります。このエリアは甲府市北部の相川扇状地の開口部に位置し、寺院の周囲は山々に囲まれています。寺院の近くには甲府の基幹街路である大泉寺小路があり、西側には濁川の支流である藤川が流れています。 沿革 武田信虎と甲府移転 戦国時代、甲斐国守護である武田信虎は国内統一を進め、1519年(永正16年)に本拠を石和から甲府へと移しました。...»
長禅寺は、山梨県甲府市にある臨済宗系の単立寺院で、甲府五山の一つに数えられる寺院です。他には東光寺、能成寺、円光院、法泉寺があり、歴史と文化の深い場所として知られています。 概要 長禅寺は、甲府市の中央部、愛宕山の南麓に位置しており、武田氏が築いた城下町の一部に含まれています。この寺は、戦国時代には武田信玄の菩提寺として重要な役割を果たしました。また、甲府城の東部に隣接し、参道は周辺の主要な街道とも結ばれており、交通や流通の拠点としても機能していました。 歴史 長禅寺の前身は、甲府盆地西部に位置する古長禅寺であり、大井氏の菩提寺として建てられました。大井氏は甲斐国の国人領主であり、長禅...»
東光寺は、山梨県甲府市東光寺に位置する臨済宗妙心寺派の寺院で、山号を「法蓋山」と称します。本尊は薬師如来であり、甲府五山のひとつとして名高く、古くから地域の人々に親しまれています。 寺の概要 東光寺は甲府市の東光寺町にあり、鎌倉時代からその歴史が伝わる名刹です。本尊は薬師如来であり、多くの参拝者が訪れる地となっています。平安時代や鎌倉時代に再建を重ね、現在に至るまでの長い歴史の中で多くの人物が関わってきたことでも知られています。 東光寺の歴史 創建から平安時代の再興 東光寺の創建年代は不明ですが、寺伝によると、平安時代の保安2年(1121年)に源義光(新羅三郎)が国家鎮護と仏法繁盛を...»
能成寺は、山梨県甲府市に位置する臨済宗妙心寺派の寺院で、甲府五山のひとつです。山号は定林山、本尊は釈迦如来であり、地元では多くの人々に親しまれています。甲府盆地の北端に位置し、市街地に近い愛宕山の東麓に佇んでいます。 歴史 『甲斐国志』によれば、能成寺は南北朝時代の貞和年間に、臨済宗の僧・業海本浄(ごうかいほんじょう)を開山、甲斐国の守護・武田信守(能成寺殿)を開祖として、現在の笛吹市八代町に創建されたとされています。業海本浄は晩年に甲斐国の天目山にある棲雲寺を開いた人物であり、臨済宗幻住派の僧として知られています。 戦国時代における能成寺の役割 戦国時代に入ると、甲斐の守護であった武...»
冨春院は、山梨県甲府市上今井町にある曹洞宗の寺院で、山号は「大龍山」です。開山は幸澗院三世、明宝伝警大禅師によって行われました。 歴史 創建と発展 冨春院は、天正年間(1573年 - 1592年)に幸澗院の三世である明宝伝警大禅師により建立されました。当初は金峯山幸澗院の末寺として建てられ、甲斐の地における曹洞宗の一拠点として発展してきました。 大地震による再建 安政年間の大地震で寺院の伽藍が大きな被害を受けましたが、平成2年(1990年)に本堂が再建され、現在の姿を取り戻しました。 今井家の墓所 冨春院には、甲斐武田氏の第13代当主である武田信満の子で今井氏の始祖とされる今井信...»
法泉寺は、山梨県甲府市に位置する臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は金剛福聚山です。本尊は弥勒菩薩であり、甲府五山のひとつに数えられています。法泉寺は武田家ゆかりの寺院としても知られ、歴史的に重要な役割を果たしてきました。 法泉寺の概要 法泉寺は甲府市内でも歴史的価値の高い寺院で、甲府盆地の北縁に位置しています。寺院の東側には相川が流れており、自然豊かな場所に佇んでいます。境内には古くから伝わる建物や文化財が数多く残されており、訪れる人々に歴史と文化を感じさせる魅力的なスポットです。 本堂と周辺環境 法泉寺の本堂は、甲府市の美しい自然に囲まれた静かな場所に建っています。寺の背後には法泉寺山が...»
穴切大神社は、山梨県甲府市宝二丁目に鎮座する神社です。甲府盆地の湖水伝説と蹴裂伝説を由緒に持ち、旧社格は郷社です。 概要 穴切大神社の鎮座地は甲府市の西端、相川の左岸に位置しています。祭神として、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなびこなのみこと)、素戔鳴命(すさのおのみこと)の3柱を祀っています。かつては「穴切明神」とも呼ばれており、湖水伝説との関係から初期の祭神は穴切明神や蹴裂明神とされる説もあります。 由緒 黒戸奈神社としての歴史 『甲斐国社記・寺記』(以下『社記』)によると、穴切大神社は当初「黒戸奈神社」と称し、朝廷から「穴切大明神」の神号を授けられました。『延喜...»
甲斐奈神社は、山梨県甲府市と笛吹市に3社ある神社で、いずれも「甲斐奈」という社名を持っています。これらは「延喜式神名帳」に「甲斐国山梨郡 甲斐奈神社」と記載された式内社の論社とされています。それぞれ、独自の歴史や祭神を持ち、甲斐国の総社としての地位も推測されています。 甲斐奈神社の3社について 山梨県内にある3社の甲斐奈神社の所在地と特徴を以下にご紹介します。 1. 甲斐奈神社(笛吹市春日居町国府) 山梨県笛吹市春日居町国府に位置する甲斐奈神社は、甲斐国四宮とされ、甲斐国総社の論社とされています。歴史ある社格は旧村社で、主祭神に彦火火出見尊、大己貴命が祀られています。この地域は国府があ...»
玉諸神社は、「玉諸」という名称を持つ神社で、山梨県に二つ存在します。いずれも『延喜式神名帳』に記載された式内社であり、それぞれ異なる由緒と歴史を持っています。 山梨県内に二社がある「玉諸神社」 山梨県にある二つの玉諸神社は、次の通りです: 玉諸神社(甲府市国玉町) - 甲斐国三宮、旧県社 玉諸神社(甲州市塩山竹森) - 旧郷社 これら二社は、それぞれ異なる神を祀り、異なる由緒を持っています。甲府市の玉諸神社は、かつての神木「玉室杉」に由来するとされ、甲州市の玉諸神社は、水晶玉の信仰からその名が生まれたと伝えられています。 玉諸神社(甲府市) 概要 玉諸神社は、山梨県甲府...»
金櫻神社は、山梨県甲府市御岳町にある歴史ある神社で、金峰山信仰(御嶽信仰)の中心地とされています。所在地は山梨県甲府市御岳町2347番地で、市の北部、荒川の上流に位置しています。 この神社は雄略天皇の時代である西暦465年に創建されたとされ、長きにわたり多くの人々に崇敬されてきました。幕末までは「蔵王権現」と呼ばれていましたが、明治時代に「金櫻神社」と改称されました。周辺には御師屋敷や宿坊が立ち並び、御岳村はかつて門前町として栄えていました。 ご祭神と神宝 金櫻神社では、少名彦命(スクナビコナ)、大己貴命(大国主)、須佐之男命(スサノオ)、日本武尊(ヤマトタケル)、櫛稲田媛命(クシナダヒ...»
酒折宮(さかおりのみや・さかおりみや)は、山梨県甲府市酒折にある神社で、古事記や日本書紀に記されたヤマトタケル(日本武尊)の東征の際の行宮として知られています。連歌発祥の地ともされ、文学や歴史の愛好者が訪れる場所として有名です。山梨県内で、古事記や日本書紀に登場する神社はこの酒折宮だけです。 祭神 この神社の主祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)です。神話上の英雄として名高い日本武尊は、ヤマトタケルとしても知られ、多くの伝説を持つ人物です。 歴史 記紀に伝わる酒折宮の起源 『古事記』と『日本書紀』にヤマトタケルの東征が記されています。伝説によれば、ヤマトタケルは東国を征討する際に...»
八雲神社は、山梨県甲府市の奥秩父山地南部に位置する羅漢寺山に佇む、古くから信仰を集めてきた神社です。地元民や観光客から愛され、歴史ある文化財として多くの人々に親しまれています。 概要 八雲神社は永禄7年(1564年)3月に建立され、甲斐国巨摩郡猪狩村(現・甲府市)の氏神として長い歴史を持ちます。境内には夫婦和合や武運の神として信仰されてきた石棒が安置されており、特に縁結びの神としても知られ、地元の猪狩村をはじめ、近隣地域からも多くの参拝者が訪れています。 金桜神社との関係 八雲神社は、この地域における信仰の要所である金桜神社に関連する場所とされ、参拝者がここで休息を取るとともに、道中の...»
山梨縣護國神社は、山梨県甲府市に位置する護国神社で、戦没者を祀るための神社です。西南戦争以降の戦没軍人や軍属、合計で25,039柱の英霊が祀られており、県内でも重要な歴史的および精神的な拠点となっています。 神社の歴史 創建と移転の歴史 この神社の歴史は、明治12年(1879年)に遡ります。当初、市内の太田町に「招魂社」として創建されました。その後、昭和17年(1942年)に現在の甲府市岩窪の地に遷座され、翌昭和19年(1944年)に正式に「山梨縣護國神社」と改称されました。 戦後の一時期 - 山梨宮への改称 戦後の一時期には「山梨宮」と名を改めましたが、現在では「山梨宮」は、山梨県...»
曽根丘陵公園は、山梨県甲府市下向山町に位置する県立の都市公園で、甲斐風土記の丘という愛称で親しまれています。歴史的遺跡や自然が融合する場所として、多くの観光客が訪れる人気スポットです。 公園の概要 曽根丘陵は、甲府盆地の南西縁に広がり、笛吹川左岸の笛吹市境川地域から市川三郷町に至る約9キロにわたる丘陵地域です。この一帯には旧石器時代からの遺跡が数多く分布しており、特に甲府市南部の東山地域には弥生後期の方形周溝墓群や古墳が集中しています。代表的な遺跡として、甲斐銚子塚古墳や大丸山古墳があり、これらの史跡整備に伴い、公園が設立されました。 公園内の主要施設 曽根丘陵公園内には、歴史的な遺跡...»