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南アルプス 身延 観光ガイド

日本三大急流の一つ・富士川に沿うように位置する南アルプス・身延エリア。手軽に2000m級の登山が楽しめる櫛形山(くしがたやま)をはじめ、自然派に愛されています。

南アルプス・身延エリアには長谷寺、鳳凰三山、湯沢温泉などの観光スポット、神明の花火大会、南部の火祭り、御幸祭などの観光イベント、ほうとう、吉田うどん、信玄プリンなどのご当地グルメがあります。

南アルプス周辺は、大きく「南アルプス温泉郷」と、「下部温泉郷」の2つのエリアに別れています。周辺は自然を中心とした観光、行楽エリアとなっており、四季に合わせた楽しみで満喫できます。

また、富士川流域は優雅な農村地帯の続くエリアとなっています。この地帯はワインの名産地となっており、 「甲州ワイン」は非常に有名で知られています。秋にはその年のワインが楽しめます。

このエリアは、伝統文化のイベントも特に春先から春の間に盛んで、春先には重要文化財の安藤家住宅で開催される「安藤家の雛祭り」に始まり、天照皇大神を祭神とする「一之西祭典」や日蓮宗の総本山である身延山で「身延山節分会」が執り行われます。

この節分会はユニークで、法王と、タレント、関取が豆まきを3回に分けて行います。春には各地で桜の花見が執り行われます。

特筆すべきは、なんといっても畜産や農産物、ワインが有名なグルメスポットであるということでしょう。地元でとれるワインを飲ませ、肉質を柔らかく育てられた「甲州ワイン牛」や「フジサワポーク」は非常に有名で、おいしい水と独自の飼料が独特の旨みをもたらしています。

この他にも「甲州地鶏」やさまざまな乳製品や卵は、観光スポットのあらゆるところで召し上がれますので、色々食べ歩きをしてみる楽しみもあります。

農産物といえばなんといっても「ミルキークィーン」でお馴染みの「武川米」や各種高原野菜です。ホテルや旅館などの宿泊施設ではこれらの食材を堪能できます。

お腹がいっぱいになったらパワースポットとして知られる自然が織り成す観光地の「富士八海」として知られる「四尾連湖」などに立ち寄り、ゆったりと過ごす事で、心も体も充電してみるのも良いでしょう。

日本のスイスと呼ばれる、南アルプスの山々を麓から見ると、その高さと大きさに自然の壮大さを感じることができます。そのエリア廻りをするのも、印象に残る旅路となることは間違いありません。

南アルプス 身延のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

みみ(郷土料理)

すいとん・ほうとうに続く山梨の粉物郷土食!祝の席の定番料理

“みみ”とは、山梨県鰍沢町(かじさわちょう)十谷地区の郷土料理で、小麦粉に水を加え、練って薄くのばし、ひと口大にしたもので、大根やごぼう、里いも、かぼちゃ、にんじんなどと共に、煮干しから出汁をとった味噌味の汁で煮込んで食べられる。山梨県の代表料理であるすいとんやほうとうと同じく、粉物を使った鍋料理のひとつで、古くは、源氏の武将が戦に勝利した際に祝の膳に食したという言い伝えがあり、この地域では祝の席の食事として受け継がれている。 「みみ」とは主に富士川町十谷(じっこく)地域で、小麦粉をこねてのばし一口大に切った正方形の生地の、片側の二つの角をくっつけて三角にしたものを、野菜とともに味噌味で煮こ...»

大塚にんじん

肥沃な大地「のっぷい」が育てた、栄養満天の地元特産野菜

市川三郷町大塚地区では、土壌が深くきめ細やかで、石が無い肥沃な土地のことを「のっぷい」と言う。この栄養分豊富な「のっぷい」に育てられた大塚にんじんは、濃い鮮紅色で独特の風味と甘さが特徴。品種は国分鮮紅大長(こくぶん せんこう おおなが)と呼ばれるもので、群馬県高崎市の国分地区で育成され、全国に広まったものである。国分鮮紅大長は通常では長さが最大60cm程だが、大塚地区では収穫時には、80cm~120cmにもなる太くて長いにんじんだ。以前から栽培されていたが、野菜から果樹に転換する農家が増え、昭和30年代を境に作付面積が減少。近年は、地域の特産野菜の見直しで、徐々に栽培面積が増えている。通常のに...»

山梨県産 干ししいたけ

山梨の自然のなかで育った絶品

山梨の豊かな自然のなかで、無農薬にこだわって作られた”干ししいたけ”。クヌギの原木にしいたけの菌を植え付けて冬に収穫されるのが特徴で、寒い冬に育ったしいたけは、ゆっくりと生長し、他の季節に育ったものよりも身の詰まり方が良く、弾力のある歯応えがあり、食べ応え十分。身の詰まったしいたけは低温乾燥室で、じっくりと乾燥させることで、旨みをほとんど逃がさずに干ししいたけにされる。数量は限られるが、天日だけで乾燥させて作られた”干ししいたけ”もあり、その旨みと風味はまた格別だということだ。...»

山梨県産 すもも

日本屈指の生産量を誇る甘酸っぱくてジューシーな初夏のフルーツ「スモモ」

甘酸っぱくてジューシーなすももは、別名「プラム」とも呼ばれる果物。山梨は全国屈指の生産量を誇り、初夏から夏にかけて多く出荷される。酸味があるが、完熟すれば甘みと調和され、果肉も柔らかくなり、果汁も多く美味。大きく分けて、中国原産の「日本すもも(プラム)」と、ヨーロッパコーカサス原産の「西洋すもも(プルーン)」の2つに分類され、日本すももは、主に生食用として栽培。西洋すももは、生食用の他、乾燥用、ジャム、コンポートなど加工用としても栽培されている。 旬     7月 8月  貴陽 その希少性から「幻のフルーツ」と呼ばれる南アルプス市のスモモ “貴陽”(きよう)は南アルプス市生まれの新品種...»

山梨県産 こごみ

雪解けから早春に掛けて顔を出す、里に春の訪れを告げる山の恵み

市川三郷町黒沢地区では、高齢化により養蚕が衰退した後、遊休農地を活用するため、地元生産者が自生のこごみを収集栽培するようになった。春の山菜として親しまれているクサソテツの別名で、その姿がソテツに似ていること、また芽吹いたばかりの若い葉が前かがみにかがんでいる様に見えることから名付けられた。芽が出てからの成長が速く、たった一日で5センチ伸びることもあるため、旬を逃さないように注意。15~20センチ程度の、穂先がくるくると巻かれていて軟らかいものが山菜として美味しく、旬は4月中旬~5月上旬。 旬     3月 4月 5月...»

山梨県産 もも

生産量日本一!溢れる果汁と柔らかい果肉が甘美な夏の果実

日本一の生産量を誇る山梨の桃。瑞々しく甘い美味しさが魅力。早生種の7月上旬から収穫が始まり、8月中がシーズン。まさに夏のフルーツ。御坂・春日居・一宮・南アルプス・山梨市・塩山・勝沼・石和など各地で栽培。白鳳は、淡い紅色を帯びた美しい果実に、甘い香り。日本のももの主要品種でもあり、柔らかな果肉に、溢れる果汁が特徴。桃の王様と言われる白桃の中でも浅間白桃は、糖度や風味に優れた山梨生まれの自信作。夏の暑さも忘れる格別の美味。桃は、中国で不老長寿のシンボルとされる。 旬     7月 8月 ...»

あけぼの大豆

「十六寸」の異名を持つ大粒国産豆。強い甘みが特徴。

山梨県の南部に位置する身延町曙地区で、昔から栽培されていた大豆。起源は明治時代に関西地方から伝わったとされている。大粒の豆で、10粒並べると長さ6寸になることから「十六寸」(とうろくすん)という別名があるほど。一粒2センチほどで、国産の大豆では丹波黒豆に次ぐサイズ。大粒で甘みが強く、豆を炒って黄な粉にすると、砂糖がいらないほどだ。熟した豆を収穫・保存して煮豆や豆腐、味噌として加工。豆の若いうちは枝豆として使われ、10月上旬の短い期間に収穫したものが珍重される。 旬 10月 あけぼの大豆の枝豆 「あけぼの大豆」は身延町曙地域などで明治時代から栽培されており、通常の大豆よりも大粒で糖度も高い...»

山梨県産 さくらんぼ

フルーツ王国・山梨からの贈り物。紅く輝く「果物の宝石」

甘みと酸味が絶妙にバランスのとれた爽やかな味わいと、可愛らしい果実。日本の初夏に欠かせない果物といえば、紅色に染まった「さくらんぼ」だ。比較的寒冷地向きの果樹で、山梨が日本列島の南限と言われている。「高砂」「佐藤錦」「ナポレオン」などが主な栽培品種。豊かな自然の中で丹精を込めて育てられ、みずみずしい果肉と、光沢がある美しい実が好評。ハウス栽培の発達により、いち早く食べることができるようになった夏のフルーツのひとつ。デリケートな果実は、丁寧にひと粒ひと粒収穫されている。 旬     5月 6月 7月 ...»

南アルプス市

南アルプス市は、山梨県の西部、国中地方に位置する市であり、県内で最西端にあります。雄大な自然や歴史的な名所に恵まれた地域です。2014年4月に市内全域が南アルプスユネスコエコパークに登録されています。市内には美しい山々、温泉、歴史的建造物、そして地域文化を楽しめる施設が多くあります。また、特産品や伝統産業も豊富で、訪れる人々を魅了しています。 名所・旧跡 南アルプス市には、歴史的な城郭、寺院、神社、そして貴重な遺跡が数多く残されています。それぞれの施設には歴史や文化が息づいており、観光客にもおすすめのスポットです。 主な城郭 富田城 富田城は、南アルプス市の重要な歴史的な城跡です。か...»

古長禅寺

古長禅寺は、山梨県南アルプス市に位置する臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は瑞雲山、本尊は釈迦如来です。甲府市愛宕町にある長禅寺の前身とされ、古くからこの地域の信仰の拠り所として親しまれてきました。 古長禅寺の歴史 寺の立地と背景 古長禅寺が所在する南アルプス市鮎沢は、甲府盆地の西部、釜無川の右岸に広がる巨摩山地の一之瀬台地に位置し、標高は約262メートルです。この地は古代の律令制下では巨摩郡大井郷鮎沢に比定されており、平安時代後期には大井荘が成立するなど、歴史的にも重要な地域です。 西光寺とその跡地 古長禅寺の境内は、もともと真言宗寺院である西光寺が存在していた場所です。西光寺は創建年代...»

深向院

深向院は、山梨県南アルプス市宮沢に位置する曹洞宗の寺院です。山号は天沢山、本尊は釈迦如来で、別名として新光院や真光院とも呼ばれています。深向院には末寺として松雲院があり、地域の歴史や文化に根ざした寺院として、多くの参拝者や観光客が訪れています。 所在地と周辺の環境 南アルプス市宮沢は甲府盆地の西部に位置し、中世には甲府盆地南西端から富士川町や市川三郷町黒沢にかけて広がる大井荘の荘域でした。平安時代後期から鎌倉時代には、甲斐源氏の一族である秋山氏がこの地域に進出しました。また、宮沢一帯は水害が多発する低地であり、明治時代には村ごと集落が移転された歴史もあります。 深向院の創建と歴史 寺の...»

八田山 長谷寺

長谷寺は、山梨県南アルプス市榎原にある真言宗智山派の寺院で、本尊は十一面観音です。甲斐百八霊場の第80番札所として、地域の信仰を集めています。 概要 長谷寺の創建は奈良時代に遡ります。『甲斐国社記・寺記』によれば、天平年間(729年 - 749年)に行基が甲斐国の治水事業のためこの地を訪れ、自ら彫った十一面観音菩薩を安置し、奈良の大和国にある長谷寺を模して建立したと伝えられています。当初は「豊山長谷寺」と称していましたが、平安時代後期に周辺が開発され、八田牧(後の八田荘)が成立すると「八田山長谷寺」に改称されました。 八田荘と長谷寺の歴史 長谷寺が位置する八田荘は、甲斐国における中核的...»

伝嗣院

伝嗣院は、山梨県南アルプス市上宮地に位置する曹洞宗の寺院で、山号は大神山と称され、本尊は釈迦如来です。甲府盆地を一望できる丘陵上に立つこの寺は、長い歴史と宗教的な価値を持ち、地域の信仰の中心となっています。 寺院の概要 伝嗣院は甲府盆地西部の西郡地域、南アルプス市上宮地に位置しています。寺の歴史は室町時代まで遡り、地域の神社や修行僧との関わりも深く、古くから地元の人々の信仰を集めてきました。 本堂 伝嗣院の本堂は、伝統的な建築様式を取り入れ、神聖な雰囲気が漂う場所です。本尊である釈迦如来像が祀られており、多くの参拝者がこの本堂で祈りを捧げます。 伝嗣院の歴史 伝嗣院の歴史は室町時代...»

加賀美山 法善護国寺

山梨県南アルプス市加賀美に位置する法善寺は、歴史的価値の高い寺院です。高野山真言宗に属し、加賀美山の山号を持つこの寺院は、阿弥陀如来を本尊とし、武田八幡宮の別当寺として知られています。 法善寺の概要 歴史の始まり 法善寺は、甲斐国の歴史書『甲斐国社記・寺記』および『甲斐国志』によると、806年(大同元年)に逸見(現・北杜市白州町)で創建された「永善寺」を前身としています。その後、南アルプス市の山寺村や寺部村に移され、822年(弘仁13年)には空海によって創建されたと伝えられています。 平安時代の再興と甲斐源氏 平安時代後期、甲斐源氏の一族が甲府盆地に土着し、法善寺は加賀美遠光によって...»

八幡神社(南アルプス市上宮地)

八幡神社は、山梨県南アルプス市上宮地にある歴史的な神社です。神社は南アルプス市の高台に位置し、周囲の自然や歴史的背景が訪れる人々を魅了しています。 概要 八幡神社は、甲府盆地や富士山を望む見晴らしの良い場所に鎮座しており、自然豊かな田畑の中にあります。神社の境内には、新たに建て替えられた拝殿と本殿が立ち、清らかな雰囲気を保っています。近隣には塩沢川と深沢川が流れ、地域の美しい景観を形成しています。また、東側には山梨県道110号桃園市之瀬線が南北に通っており、アクセスも良好です。 神社の周辺施設 八幡神社の周辺には、歴史的な寺院である曹洞宗の「伝嗣院」や、地域の信仰の一端を担う「死霊八幡...»

諏訪神社(南アルプス市曲輪田)

諏訪神社は、山梨県南アルプス市曲輪田(くるわだ)に位置する神社で、山沿いの集落に鎮座しています。この神社は地元で親しまれ、旧社格は郷社です。 神社の概要 諏訪神社では、武御名方命(たけみなかたのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、および少彦名命(すくなひこなのみこと)を祭神として祀っています。境内には複数の境内社があり、周囲は農村公園として整備され、特に夏祭りの際には多くの人々が訪れ賑わいを見せます。 歴史 『甲斐国志』によると、諏訪神社は17世紀中頃の慶安年間に、徳川家光から朱印社領2石2斗余りと社地940坪を与えられたと伝えられています。また、1873年(明治6年)には郷社に...»

安藤家住宅

安藤家住宅は、山梨県南アルプス市西南湖にある江戸時代の古民家で、国の重要文化財に指定されています。約300年の歴史を持つこの建物は、江戸時代から一度も火災に遭うことなく、良好な状態で保存されています。 所在地とアクセス 安藤家住宅は南アルプス市西南湖に位置し、甲府盆地の西南部に広がる村落に建っています。駿州往還沿いの宿場町であったこの地域は、甲斐国から駿河国に至る交通の要所として栄えていました。 文化財指定と保存管理 安藤家住宅は、1976年(昭和51年)5月20日に国の重要文化財に指定されました。1982年から1986年にかけて大規模な解体復元修理が行われ、現在は山梨県が所有し、南ア...»

夜叉神峠

夜叉神峠は、山梨県南アルプス市に位置する標高1,770メートルの峠です。この峠は、北岳を含む白峰三山の美しい眺望が楽しめるため、登山者や観光客に人気のスポットとなっています。 概要 夜叉神峠からは、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山が一望できる絶好のビューポイントとなっています。そのため、多くのハイカーや写真愛好家が訪れ、白峰三山の荘厳な姿をカメラに収めています。 登山道 夜叉神峠には、甲府駅からのアクセスが容易なため、シーズン中は登山者で賑わいます。登山シーズンには、甲府駅から夜叉神峠入口まで路線バスが運行されており、バス停から峠まではカラマツの樹林帯を登る急坂が続きますが、通常のペース...»

櫛形山

櫛形山は、山梨県に位置する標高2,052mの山で、日本二百名山のひとつに選定されています。赤石山脈の「前衛峰」にあたるこの山は、山域の大部分が山梨県の県有林に含まれており、自然豊かな環境が広がっています。 位置と特徴 櫛形山は甲府盆地の西南側、富士川の西側に位置し、南北に長く広がる丸い頂稜部が特徴的です。その山容は和櫛の形に似ており、山名もこの形状に由来するとされています。標高2,000m級の高地まで延びる堂々とした山容は、甲府盆地からも容易にその姿を望むことができます。 櫛形山の自然環境 植生の多様性 櫛形山の自然環境は非常に豊かで、中腹までの天然林には多様な樹種が生息しています。...»

古長禅寺のビャクシン

古長禅寺のビャクシンは、山梨県南アルプス市鮎沢にある国の天然記念物に指定された4本のビャクシン(イブキ)の老樹です。これらの樹木は臨済宗妙心寺派の寺院である古長禅寺にあり、その歴史とともに地域の信仰と文化に深く根付いています。 古長禅寺とビャクシンの概要 ビャクシン(柏槇)はヒノキ科ビャクシン属の常緑高木で、正式名称はイブキ(伊吹、学名:Juniperus chinensis)です。全国的にも珍しい樹種であり、国の天然記念物に指定されているビャクシンは日本国内でわずか10件しか存在しません。その中で、古長禅寺のビャクシンは貴重な一例とされています。 歴史的な背景 古長禅寺のビャクシンは...»

三恵の大ケヤキ

山梨県南アルプス市寺部に位置する「三恵の大ケヤキ」は、推定樹齢1000年以上の巨木で、国の天然記念物に指定されています。その壮大な姿から、地元では長年にわたって崇敬され、現在も多くの観光客が訪れる名所となっています。 立地と周囲の環境 三恵の大ケヤキは、甲府盆地の西部に広がる釜無川の右岸、御勅使川扇状地の東南端、標高約275メートルの地点に位置しています。周囲は住宅地や果樹園に囲まれており、現在は南アルプス市の住宅街の一角に佇んでいます。かつてこの地域は「三恵村」と呼ばれていたことから、三恵の名がつけられました。 歴史的な記録 このケヤキは古くから知られており、江戸時代後期に編纂された...»

芦安温泉

芦安温泉は、山梨県南アルプス市芦安芦倉に位置する温泉です。この温泉地は、かつて旧芦安村の中心地でもあり、現在も南アルプスの観光拠点として知られています。 概要 芦安温泉は、南アルプスの玄関口に位置し、登山道の夜叉神峠へ向かう途中に温泉街が広がっています。標高約800〜1000メートルに位置するため、自然に囲まれた閑静な温泉地として訪れる人々を魅了します。 泉質 芦安温泉の泉質は以下の通りです: 芦安温泉: ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(泉温: 25〜43℃) 桃の木温泉・金山沢温泉: アルカリ性単純温泉(泉温: 43℃(桃の木温泉)、36℃(金山沢温泉)) 温泉街の特...»

南アルプス市芦安山岳館

南アルプス市芦安山岳館は、2003年3月21日に開館した山岳施設です。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流を目的とし、山の魅力を多方面から紹介しています。この施設は山梨県産の木材を活用したモデル施設でもあり、環境保全や地域産業の推進も図っています。 施設内の展示コーナー 山岳図書コーナー 山岳文化の豊かな精神世界は古くから多くの書物を通じて表現されてきました。芦安山岳館では、こうした山岳に関する書物を収集・展示し、一般の来館者はもちろん、研究者にも開放しています。山岳文学や歴史に触れることができ、山岳文化の深みを感じられる場所です。 北岳...»

御勅使南公園

御勅使南公園は、山梨県南アルプス市に位置する県立の都市公園です。山梨県が管理するこの公園は、豊かな自然環境と多彩な施設を有し、地域住民や観光客に親しまれています。 公園の概要 御勅使南公園は、南アルプス市と韮崎市の境界を流れる御勅使川の河川敷を活用し、1989年に開園しました。敷地面積は約35ヘクタールあり、広大な敷地内には様々な施設が点在しています。2006年から富士グリーンテックが指定管理者として運営し、イベントの開催や地域雇用の創出、教育活動の場として活用されてきました。これらの取り組みが評価され、2010年には日本公園緑地協会主催の第26回都市公園コンクール管理運営部門において、協...»

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