富士山レーダードーム館は、山梨県富士吉田市にある科学館です。富士山親水公園(リフレ富士吉田)の敷地内に位置し、かつて日本の気象観測の砦であった富士山レーダーを移設し公開しています。この施設は、富士山レーダーの歴史やその重要性を学べる体験学習の場として、多くの観光客や学習者に親しまれています。
富士山レーダードーム館は、日本の気象観測において重要な役割を果たした富士山レーダーを保存し、その歴史と技術を次世代に伝える施設です。訪問者は展示や体験を通じて、気象観測の歴史や富士山の自然環境について学ぶことができます。
1階には、富士山レーダー建設の歴史を描いた映像や写真が展示されています。特にNHK総合テレビの「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」で放映されたドキュメンタリー「巨大台風から日本を守れ 富士山頂・男たちは命をかけた」を基にした作品がシアターで上映されています。
気象庁職員として富士山レーダー建設に携わり、後に作家として活躍した新田次郎のゆかりの品や著書が展示されています。
2階では、富士山の自然環境や気象観測に関する展示が行われています。実際に使用された観測機材が展示されており、訪問者は富士山レーダーの技術的な背景について学ぶことができます。
気温-5℃、風速13mの世界を体験できるコーナーもあり、富士山頂の過酷な環境を肌で感じることができます。
気象庁と交信するために使用されたマイクロ波電波塔が復元され、屋外展示として公開されています。
実際に使用された富士山レーダーが展示されており、その大きさと構造を間近で見ることができます。レーダーは1分間に2回転する速さで回転しており、来場者にその迫力を伝えます。
1964年(昭和39年)に設置された富士山レーダーは、長年にわたり日本の台風観測の最前線として活躍しました。1999年(平成11年)にその役割を静止衛星「ひまわり5号」や周辺レーダーに引き継ぎ、35年の歴史を終えました。
その後、2001年(平成13年)に富士吉田市に移設され、2004年(平成16年)に体験学習施設として一般公開が始まりました。
所在地: 山梨県富士吉田市新屋1936-1
開館時間: 午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料: 大人600円、学生(高校生以下)400円
休館日: 8月を除く火曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場: 無料(小型車70台、大型車10台、障害者用2台)
この施設の入場券では、近隣の富士吉田市立歴史民俗博物館にも入館可能です。
富士山麓電気鉄道富士急行線富士山駅から、富士急行路線バス平野または山中湖バスターミナル行きに乗車し、「サンパーク富士」バス停で下車、徒歩3分です。
富士吉田市立富士山レーダードーム館は、気象観測の歴史や富士山の環境について学ぶことができる貴重な施設です。科学や自然に興味を持つ方にとって、訪れる価値のある場所と言えるでしょう。ぜひ一度足を運んでみてください。